新しい人形に使うための、アンティークのジレ。
そのまま使うのではなく、まずは解体します。
そのまま使うのではなく、まずは解体します。
デリケートな素材なので、ほどくのにも神経を遣い、肩がこること!
電気スタンドの下で、慎重にゆっくりゆっくり。
ほどいているとよく分かるのですが、
昔の人の手仕事は本当に丁寧。
表側の人の目に触れる部分が繊細で美しいことは、言わずもがな。
見えない部分は更に手が込んでいます。
ジレのハイネックを支える蛇腹の金具は、
直接肌に触れる部分でもありますから
画像左のように、縫い糸で巻かれているのですが
もちろん、手作業。
金具は小さなホックにいたるまで、全て糸を巻き付けて
処理されています。
また、外から見えるレースを損なわないように
胸の部分の裏地などは、現在では見たこともないほど、薄いシルクが。
最早、芸術品ですね。
そしてこんな美しいものを身に付ける人形は、贅沢者!
解体されたレース、どこにどのように使おうか
悩みながらの作業になりそうです。
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ここ数日、寒さが厳しく、今朝などは洗濯を干しているとマイナス1度でした!
日中は幸い気温がもう少し上がり、
愛犬との散歩も、元気に歩けました。
そうこうしているうちに、春がやってくるのでしょうね。