古布のバッグ、やっと出来上がりました。
肝心の材料は未だ届かないので、結局昨日の朝、
待ちきれず近所の手芸品店で購入したのです。
注文して1週間以上経つのに、こんなのネットで買う意味が無いですねぇ。
材料さえあれば、こうやってすぐに出来あがったものを・・・。
裏と表で表情が違います。
縮緬ばかり使っても、パッとしないので
裏地や絞りの生地も使いました。
フィレンツェのタッセルを合わせて。
底は臙脂がかった繻子です。
普通は黒繻子を使うところですが、私は黒が全く似合いませんので・・・
ほどけかかった刺繍の帯地も少し使用しました。
古布をどういう順番で並べるかが、一番時間がかかりましたが
あとは簡単。
この形は、祖母の帯で作った他、
以前に編み物でも作りました。
整骨院へジャージを入れて行くのに、重宝しています(笑)。
*
今、セラフィンは病院で点滴中。
なので夕方迎えに行くまでの時間に、バッグを仕上げていました。
セラフィンの病気の根本は想像以上に悪く、
私はというと、本当に泣いてばかりですが、
これからのセラフィンとの時間を穏やかで幸せなものにするために、
しゃっきりしなければいけませんね。
セラフィンが一番、私がものを作るのを
そばで見ていたのです。
針や鋏を扱うしぐさひとつで、いつ休憩をとるのかも察知して、
休憩だと悟ると、即座におやつをねだりました。
この11年半、ずっと見つめてくれていたのだと思います。
だからこれからは、もっともっとセラフィンを見つめ、
傍にいるからね。