この頃、明るくなるのが早くなり、
今朝も、寝過ごしたかと勘違いするような
太陽の光に起こされました 。
窓を開けると、漂うのは春特有の香り。
新学期の匂い。
新しい学年でのクラス替えの時の、
心配と憂鬱と、ちょっとだけ期待の混じった 若々しい感慨です。
この匂いを嗅ぐだけで、 一刹那にタイムスリップする 春。
掃除をして、布団を干し、人形作業にかかり・・・
気が付けば、時計は11時前。
いつも大抵10時半に、母と休憩のお茶を飲むのですが、
今日は珍しく アンティークのカップを出してくれました。
透き通るような薄いカップに、濃い目の紅茶。
普段のマグカップの気楽さもいいけれど、
清々しい 春の空気に、美しいカップが気分を引き締めてくれました。
さて、お昼までもうひと仕事!
長い時間をかけて、ゆっくり集めたもの、
整列しているよりは、不揃いにはみだしたもの、
いつの間にか、そんな温かな ものが
暮らしを彩ってくれる。
滅多に増えないけれど
それをずっと大切にしていける暮らしが
自分の理想なんだなぁ、と この頃しみじみ思います。