今朝はほんのひととき、お天気で、
なんでも明日、春一番が吹くそうな・・・。
あぁ、そうそう、春先ってこんなふうに
雨が続くのでした。
もう少し後のチューリップの頃も、
毎年、空模様を睨みながら 鋏を持って庭に出るのです。
「雨で散るのなら、せめて卓上の花に・・・」と。
今はまだ、庭は眠っているように、花の色はありませんが、
よく見ると、新しい芽が枝より吹き出していて、
寒い冬、人間は家の中で引き篭もっているのに
草木はえらいなぁ、すごいなぁ、と感心しきり。
毎春、この魔法を見るのですが、
うずくようなこの喜びの気持ちが 褪せることはありません。
多分、一生。
自然は本当に偉大で、すごくて、もう絶対に敵わないのだけれども、
ほんの少しでも、それに近いものが
自分に出来たらいいなぁ、と思うのが
この季節なのです。