昨日の名古屋行の一番の理由は、
院展にて芝康弘さんの作品を見せていただくことでした。
そこに至る詳細はこちら
院展の残念なところは、出展数が多いため、全ての作品が巡回しないのです。
私が行くのはいつも京都市美術館での展示。
芝さんの絵はほとんど京都に巡回しないため、
どうしても見たかったこの絵は、図録で出会ったのです。
どうしても見たかったこの絵は、図録で出会ったのです。
ご親切に招待券をお送りいただき、
これはやはり見ないと後悔する!と出かけたわけですが、
実際に絵の前に立ち、芝さん独特の柔らかな世界に包まれ、
来てよかったと改めて思いました。
この子供たちが取り組んでいるのは、カタカナ帳。
そういった細かな部分、ひとりひとりの表情もじっくりと見ることが出来ました。
「こういう子、いるよねぇ・・・」
邪気の無い子どもの表情やしぐさが、本当によく捉えられています。
邪気の無い子どもの表情やしぐさが、本当によく捉えられています。
私のお気に入りである右側の女の子は、やはりなんとも愛おしかった!
芝さんからはこの絵の構図や、幼稚園に取材に行かれた時のこと、
その他諸々楽しく四方山話をさせていただきました。
どうもありがとうございました。
折角なので、歩いてすぐの名古屋市美術館へ。
ラファエル前派展をやっていたのです。
若い頃ウォーターハウスが好きで、でもその頃は日本に画集が無く、
Barnes & Nobleに注文し、やっと手に入れたのも懐かしい思い出。
ラファエル前派の独特の世界は、若い頃とは好みが変わってしまい、
前ほど心に響きませんでした。
その中でもウォーターハウスはやはり、美しかったけれども。
面白かったのは、ケイト・グリーナウェイのこの作品。
絵本作家として有名ですが、
こんなしっかりとしたタッチのの絵も描いてはったんや・・・
クールな視線で お人形っぽいですね。
心が浄化される体験の大部分は、
計算されていない自然の美しさに触れた時なのですが、
良い絵画に巡り合った喜びも、それに匹敵します。
晩秋の、良い一日でした。