毎年、この季節の雨に濡れた庭を見ると
聴きたくなるのが、ブラームスの「雨の歌」。
輝く水滴や、草木の生命力を感じさせるような
若々しい希望の調べ。
そして ブッドレアが順番に咲き出しました。
一番大きな紫のは、最早ポピュラーですね。
あちこちの庭先で見かけます。
これを、母が刺繍したこともありました。(こちら)
こちらの黄色のブッドレアは、小さな丸い花が寄せ集まって
一つの花を形作っています。
面白いですね!
昨年、植え替えたせいもあって、今年はとても大きく成長しました。
この白いものは、写真では分かりにくいのですが、
ドーナツ型の花がいくつも重なって出来ています。
ブッドレアって、それぞれとても 個性的。
ただ、どれもとても大きくなり過ぎてしまうので、注意が必要。
虫もわりに付きやすいし・・・
我が家は庭の中ほどに植えていますが
隅に植える方がきっと素敵でしょうね。
このところ、ダロウェイ夫人を読んでいます。
何気ない日常が、詩のように美しい言葉の羅列で綴られ
頁を開いた最初のひと言から惹きこまれる素晴らしい古典文学。
(でも、好き嫌いがはっきりと分かれそうですが)
土屋政雄氏の翻訳がやはりとてもよくて、
この人の翻訳なら、どれも全て読んでみたいと毎回思わせられます。
ということで、図書館にまたいろいろと予約を入れました。
ほんと、図書館さまさまです。
ヴァージニア・ウルフとその周辺については
知りたいことがたくさんあって
そう思いつつもなかなか機会が巡ってこなかったのですが
ちょっとこの夏はゆっくりと読んでみたいと思っています。
なにせ、興味深い人々がたくさんいるのですから。