7/21/2012

ダッチェス



 先週焼き上げた二体のうちの、もう一体のブリュ60cm。

ショップに出そうかと思っていたドレスが 思いがけずサイズぴったりで、
また雰囲気もこの子のために作ったかのようで
着せることにしました。
(ショップに出るのを待っていて下さった方があれば、
本当に申し訳ありません・・・。)



 


基本的に私の作るビスクドールはBEBEと呼ばれる子供がほとんどですが
 このブリュはBEBEでも、並々ならぬ気高さを持った少女。


「Duchses」 という映画がありました。
18世紀のデヴォンシャー公爵夫人の生涯が描かれたものですが
時代ものらしく、ジョージアンスタイルの衣装が 素敵でした。

残念ながら、私は主役の女優さんに魅力を感じられなかったので
余計にドレスに釘付けだったのですが
思えばこの子のドレスは、少しそのテイストが入っているように思います。

小さなダッチェス(公爵夫人)!





その映画、邦題は「ある公爵夫人の生涯」というもの。
主役はキーラ・ナイトレイ。

綺麗な女優さんですが、この時代のこの役柄は似合わないと思うのです。
少なくとも、私の趣味では無かった。
脇役のレディー・エリザベス役の女優さんの方が、ずっと良かった。

そしてなぜかこの女優さんは、「高慢と偏見」の主役もしているのです!
ちらっと動画を見たけれど、やはり綺麗過ぎて、細過ぎて違う気がしました。
もう少し、女性らしい丸みと演技の深さが欲しかった・・・。
本の中で、自分のヒロイン像を作ってしまうので、
映画化には、どうしても厳しくなるものかもしれませんが。

でも、やっぱり違う!!





このドレス、袖に少し黒のレースを足すといいかもしれません。
靴も黒いのを一足作らなければ。


明日も、今日のように涼しいといいのですが。