春に、娘の友人のAちゃんも交え、昼食をとっていた時のこと。
語学が堪能なAちゃんから、
「英国文学が好きなんです」という発言が飛び出し
つい、嬉しくなってしまいました。
彼女はデュ・モーリア作の「レベッカ」が大好きなんだそう。
私、レベッカは読んでないわ(汗)・・・!
ふとそのことを思い出し、図書館で借りようとしたのですが、
どうも評判の芳しくない新訳があるのみ。
では、古本屋さんで・・・と、旧約を上下巻を別々にゲット。
今朝読み終えましたが、
なかなか面白く、久々に良い物語でした。
なかなか面白く、久々に良い物語でした。
イギリス文学に惹かれる私。
多分それは、英国独特の生活習慣の描写があることが、
多分に影響しています。
多分に影響しています。
特に、執事やメイドが登場するお屋敷が舞台の小説は
やや憂鬱な、独特の空気の重さがあり、
描写が細かいほどに、その世界に入り込みます。
このレベッカは、ヒッチコックにより映画化されましたが、
有名な「鳥」も、モーリアの作品です。
作者のダフネ・デュ・モーリア の写真です。
小説レベッカとは、主人公の夫の亡くなった前妻の名ですが、
花に喩えるならば真紅の薔薇のような、激しい美の結晶の人。
一方、
物語の中で語り手であり、
最後まで名を語られることも無い後妻である主人公は、
物語の中で語り手であり、
最後まで名を語られることも無い後妻である主人公は、
道端に咲くように、控えめではあるけれども
静かで素朴な深い愛を湛えています。
さて、モーリアの写真から感じ取れるのは、
どちらのエッセンスも、ほど良くミックスされた魅力。
ダフネ(月桂樹)という名前も、ギリシャ神話からとられたのでしょう、
とても可愛い人です。
とても可愛い人です。
これに続き、モーリアの「レイチェル」を読んでみようと
早速注文しました。
早速注文しました。