先日作った暖簾が気に入った娘、自室にも欲しいというので
作ってやることになりました。
折角なら、娘が好きそうな柄の手ぬぐいを・・・!と
一週間も悩んだのですが、結局決まらず。
一番の原因は、私の寝室と娘の寝室のドアが隣り合っているということ。
あまりテイストが違い過ぎると、私の暖簾が映えないではないか!
(親の立場を忘れて、むき出しになるエゴ。)
(親の立場を忘れて、むき出しになるエゴ。)
ということで、娘に
「なあなあ、ママの好みで選んでもい~い?」
と聞くと、
多分、何を言っても結局は、私が好みを貫くことを
長年の経験で学習しているのであろう、
「うん、いいよ~。」と一言。
「よかった!実はもうママ、柄決めてん。」
ふんふん、と興味深気な娘。
「どんなん?」
ここで、やや猫撫で声で
「今宵の酒っていう柄!」
「・・・えっ・・・それはちょっと・・・・・・」
にわかに表情を曇らせる娘でしたが、
まあそうでしょう、未成年ですから。
でも、半年も経てば、成人することだし、
なんと言っても、もう注文しちゃったし!
昨日手ぬぐいが届き、例の如くミシンで10分で出来上がりです。
これで、暖簾が二つ並んで、ちょっと横丁っぽくなりました(笑)。
左の暖簾は江戸切子を扱う骨董屋。店主はわたくしでございます。
右の娘の暖簾は、さながら一杯呑み屋ですな!
おおっと、ついつい娘の暖簾に引き寄せられたりして!
娘はと言うと、「想像以上にお洒落だった!」とヨロコビ顔。
そりゃそうだよな~
今宵の酒なんて聞いちゃ、オヤジさんの世界を思い描いたかも。
昨夜はこれをかけただけで、暑さで開け放したドアも
急にプライバシー度が増したとすっかり気に入った様子でした。
くぐる時にさらりと触れる心地も、涼感を誘います・・・。
夏だけの、ちょっと楽しい 賑やかさです。