昨日は天王寺のオンガージュ・サロンさんでの
「音とお茶とことばの時間」という催しに出かけて参りました。
1本早い電車に乗ったため、ちょっと早く着いてしまって・・・
なるべく遠回りしながら到着しようと、パートナーと牛歩ゲームしながら(笑)。
でも結局、開場前に一番乗りしてしまった。
何度訪れても、素敵なサロンです。
このチラシを見て、どんなことが待ち受けているか
明確には分かりませんよね。
でもきっと心が解き放たれるような時間が待っていそうで
ちょっとどきどきしながらの参加だったんです。
そういうふんわりとしたものに身をゆだねるのも、現代人には必要かも・・・と。
すっきりとした空間には、ストレリチアがいけられていました。
そして意味深な梯子が・・・
もしかして今日は、これが使われるに違いない!との期待。
見えないところに置いてあるピアノから音色が流れてきて
少し離れた場所から声が聴こえます。
「人間には、行方不明の時間が必要です・・・」
岸本愉香(俳優)さんが、ゆっくりと梯子を降りてきて
そこから物語がはじまりました。
なんとも不思議な体験だった・・・。
ピアノの演奏と詩の朗読が、こんなにマッチして相乗効果があるとは。
すっかり引き込まれてしまって。
正直言うと、私は朗読と聞いて「ちょっと苦手かも・・・」と
思っていたんです(-_-;)。
けれど岸本さんの声・演じられる様子にわざとらしさは無く、
清らかで美しくて。
そこに多美さんの自由なピアノがまた、身体を駆け巡って行くような
絶妙なバランスだったと思います。
現実世界に戻った今も、まだふわふわとしているくらいに
夢のような体験だったなぁ。
途中、朗読に観客もそれぞれに音叉を持って参加するという
面白い試みも。
「聴き入ってしまって、音叉を鳴らすのを最後の方まで忘れていたよ。」
と、パートナー(笑)。
朗読された詩のことばも、気になりました。
いろいろな工夫があり、あとで舞台裏を聞いて「そうだったの!?」と思うことも。
だけど、そんな偶然のトラブルも含めて
ひとつの作品になっていました。
本当に楽しかった!
そうそう、こちらのサロン経由で展覧会にお越し下さった方にお会いしたのですが
「サラバンドのところでお人形が浮かびました!」と。
なんだかそれも嬉しかったです。
この先もいろいろと楽しみなサロン!


