まだ置き場所を決めていなくて、
取り敢えずは仕事中もお茶を飲んでいる時も目に入る
この場所に置いています。
呉本俊松さんの「信頼に応えたい」という作品。
こんなポーズをとって最初はクスっと笑えるのだけど
同時に一抹の悲しさのようなものを感じてしまう。
自分を奮い立たせながらも、片足は何かに嵌って身動きが取りづらい。
社会の中でどこか空回りしてしまっている切なさ。
作者である呉本さんは、「背水の陣!」とおっしゃっていました。
私はこの切なさに惹かれてしまう。
呉本さんの作品に共通して感じるのは、都会的なセンスの良さ。
ご本人は長野の田舎で育たれて、
都会への憧れが作品に投影されているとおっしゃっていました。
ご自身の職業からかけ離れているのに
作品の多くがサラリーマンの姿をしているのもおもしろい。
呉本さんの作品は、男女共にショートヘアに眼鏡をかけて
なんとなくよく似ています。
けれど女性の方がキリッと強い印象を受けるんです。
作品やタイトルからいろんなことを想像していると、
その世界に入り込んでしまい、飽きるということがありません。
ちょうど二月は結婚記念日があって。
毎年二人で相談し、何か記念になるものを選んでいます。
値段は頓着せず、時には¥1980の苗木ということも。
今年は呉本さんの作品を!と思っていましたが、
やっぱりこれを選んで良かった・・・。
もう少しあたたかくなったら、ピアノ室に移そうかとも。
でも今は、ここでこうやって眺めていたい。
二階はどこに置いても植物だらけで・・・
作品には申し訳ないのですが。
昨日は結婚記念日だったのですが、
出会ってからずっと良い関係を続けられることを奇跡のように思っています。
これからもどうぞよろしく!