明日、遠方よりお客さまがみえるので 急いで家具を磨いていました。
専用のワックスをつけて、ひたすら乾いた布で磨くだけですが
これが結構大変です。
そろそろ二階の家具も、同じように綺麗にしないとなぁ、などとぼんやり考えながら作業。
こんなことをしていると、気分は英国のメイドさん。
当時の本はよく読みますが、私なんかとても勤まりそうにないくらい
ハードな毎日。
洗剤も現代とは違って 手荒れするものが多くて、
若い女性など、辛かったことでしょう・・・。
早朝から夜更けまでフル回転で 、
よっぽど尊敬できるご主人様でないと、
気持ちのバランスをとるのは難しかったのではないでしょうか。
ちょうど読み終えたこの本、図書館で予約して、半年待ちましたから
新聞などで取り上げられていたのかもしれません。
イギリス初の女性下院議員レディー・アスターに生涯仕えた
奥様付メイドの回想録です。
このレディー・アスターなる人物が、なかなか一筋縄でいかない性格で
対するメイド・ローズの応戦ぶりも見事!
なかなか楽しい読み物でありました。
*カズオ・イシグロの「日の名残り」にも、レディ・アスターは登場します。
表紙はジョン・シンガー・サージェントの描いた、美しいレディ・アスター。
サージェントの作品は、以前ブログでも取り上げたことがありました。
料理も半分は準備完了。
明日も明後日ももお天気のようで、ホッとしています。