庭に咲く匂い菫。
確か前の家から鉢植えで持ってきたので、
思えば結構な年代ものです。
小さくても香りよく、凛として、
外国の古典文学などでは、 菫の花束を手に持ったり
ドレスに飾る描写が 時々出てきます。
作り物のコサージュというものがなかった時代は
今よりもある意味、豊かで美しくて、
人の心も「善良」という言葉の似合う素朴さがありました。
起伏はたいして無くとも、
自然の何気ない描写に心打たれる物語が多くて、
枕元に一番よく登場するのは、そんな類の本かもしれません。
・・・菫の話でした!
このスミレ色は、ブルー系の中でも、まだ私が身に着けられる色。
そういえば、ぴったりのものを持っていました!
以前、誕生日に買ってもらったこの首飾り。
フランスのものですが、春・夏・秋と、展覧会の時にも
よく身に着けています。
菫の花びらは、牛皮でおもしろいのですが
首元に ほど良い存在感。
パートナーと、公園まで一万歩。
水面がきらめいて、柳の新芽が風に揺れ
自然を満喫。
帰り道にも、住宅街に菫のひと群れを発見!
毎日、春を数えている自分に、苦笑しています。