今回の旅の目的は、こちらのホテル・ハイジに宿泊することでした。
一昨年、人形を通じてお知り合いになり、
昨年、遠路遥々展覧会にお越しくださったFさまより
おすすめいただいたのがこの宿で
以来、ずっと心にありました。
「仕事頑張って、来年絶対行こう!」
今回は、その決意が叶えられた旅でもあったのです。
ヴィーナスラインを上ると、ハイジの大きな門が見えてきます。
白樺に囲まれた、チロル風の建物。
昔、スイスを旅したことが思い出されました。
憧れでもある、バルテュスの暮らしたグラン・シャレは、
スイス最古の木造建築物で、元々はホテルだったものですが、
ちょっと、似ています。
私たち3人の部屋。
奥は落ち着いたグリーンのソファ。
その窓からは、この旅で象徴的に登場した
銀杏の木のような輝きを放つ、黄金アカシアが臨めます・・・。
ひとつひとつ手作りのルーム・キー
そして、お庭でお茶を!
美味しいとお聞きしていたチーズケーキは、
濃厚でありながら、ヨーグルトのような爽やかな酸味。
この甘さが、約4時間半の運転の疲れを癒します!
そして、マリー・ローランサン美術館までそぞろ歩いていると、
道路わきには、名も知らぬ野草が何種類も。
こんなところで育つ子は、当たり前に花を摘むのかしら・・・と
自然に囲まれた暮らしに思いを馳せつつ、歩きました。
残念なことに、このマリー・ローランサン美術館は今月末で閉館とのこと。
娘が、小学校のときにマナー教室で訪れ、絵を鑑賞し、
宿泊したのが隣接するホテルでした。
無くなるのは、とても残念な気がします。
娘が、小学校のときにマナー教室で訪れ、絵を鑑賞し、
宿泊したのが隣接するホテルでした。
無くなるのは、とても残念な気がします。