もう長く我が家にある、この大きな時計。
過去に一度、メンテナンスに預けたことがありましたが、
その時は半年近く機械と振り子が無い状態で
寂しい時を過ごしたことを覚えています。
それほど時間がかかるのですね。
今回はどこかの螺子が破損したのか、完全に動きが止まってしまい
以前お願いした会社に連絡してみると、なんとこういう修理は止めたんだそう。
今は京都で直して下さる方をご紹介しているとのことで
その方に連絡し、時計の内部を持って帰っていただいたのが、ほぼ二か月前。
修理が終わり、今日は取り付けに来て下さいました。
前回来られた時は、私は箱根に行っていて・・・
対応したのが母だけだったのですが、
旅から帰宅すると母の上機嫌且つハイテンションな様子に
「いったい何があったんだ!?」と😶。
修理して下さった方(Iさん)と、いろいろと興味の対象が合って
とっても楽しかったんだという話を聞き、
今日取り付けに来られるのを私も楽しみにしていたのでした。
お会いしてみると娘と年齢も変わらないお若い方で
何もかもが丁寧で、大変感じの良い青年。
大学を卒業されてから、近江の時計の専門学校に3年通われ
今は修理の請負の他に母校で教鞭もとられているということ。
近江にそんな学校があるのですね!
ヴォーリズ建築が好きで、何度か足を運びましたが知らなかったわ。
二か月の間でしたが、この時計が時を教えてくれないのはとても不便でした。
15年の間に時差も少しずつ開き、
15分ごとに鳴る鐘の音も不規則になってここ数年は消音にしていたのです。
今日は本当に久方ぶりに、この鐘のやわかな音色を聴くことが出来ました。
不思議と全く邪魔にならないのです。
我が家にはとても大きな存在だったのだな・・・と再確認。
Iさん、本当にどうもありがとうございました。
初めて買ったCDが平井堅の「大きな古時計」だったとのこと!
これはなかなかのエピソードですよね・・・^^;
良い方とご縁が繋がり、本当に楽しい一日でした。
*
午後は母の新しいテレビにAmazonのファイヤースティックなるものを取り付けて
ネットフリックスその他を見られるようにするというミッションが課されており、
テレビの裏の配線がクモの巣状だわ、
HDMIケーブルを挿す場所が既にいっぱいだわで、
こういうことが得意でない身には大変だった・・・。
母のスマホがあれば、もう少し早く終わっただろうに
母はスマホを持って美容院に行ってしまったし・・・。
無事ミッション完了で、ホッとしました。