突然登場、変なおじさんです。
昨日は変なおじさんのお供で、
天王寺区のオンガージュ・サロンさんへお招きいただき出かけて参りました。
興味深い企画をたくさん発信されている
素晴らしいサロンです。
お伺いするのは二年ぶり。
すっきりと晴れた空の下、久しぶりに環状線に乗って・・・。
扉を開けると、皆さんの笑顔と美味しそうな香り!
大きなテーブルは、このご時世ということで特別に準備されたのでしょう。
軽い気持ちでお受けしたお昼のお招きが、
ほんとうに美しくセッティングされていて
ご準備大変だったことと思います。
テーブルに着くと、早速スープが。
以前に我が家にお越しいただいた時にお出ししたスープは
材料当てのクイズ仕立てだったのですが 、
今度は逆に挑戦状が!?
「さて、なんのスープでしょう?」
・・・ちょっと身構え、慎重に味わいます。
まず果実のような甘みを感じつつ、バックに玉ネギの味。
この甘さの正体は一体・・・!?
答えは「桃」でした。
そう言われれば、確かにそうだわ。
桃のパスタというのを聞いたことがあるのですが
温かいスープにもなるんだ・・・
ピンクペッパーが目にも舌にもアクセントになり
食事の始まりに相応しい、華やかなスープ。
国際色豊かな皆さんで、奥さまの多美さんはピアニスト。
ドイツに留学なさっていたご経験から、ドイツ料理がテーマでした。
何種類ものパンに、スモークサーモン。
サーモンは甘酸っぱいような爽やかなお味で、
シャンパンによく合いました。
そうそう、全く知りませんでしたが、
パートナーの翻訳の出版記念のお祝いとのことで。
え~・・・うちでさえ、お祝いしていないのに・・・(-_-;)
まったく、なんと有難いことでしょうか!
ご夫婦で、手際よく温かなお料理を出して下さいました。
こちらはドイツらしく、パリッとしたソーセージに
カレー風味のソースがかかっていて、誰もが大好きなお味では?
ポテトもカリッと焼き上がり、ほくほくと頬張りました。
実はお料理はこれで全部だと思っていた私。
そこに、また熱々のオーブン料理!
ブルーチーズのポテトのグラタンです。
薄切りのポテトに、たっぷりとブルーチーズのホワイトソース。
ブルーチーズ、大抵はそのままワインのお供に食べてしまうのですが
こうやってグラタンにするのもいいですね。
これもワインによく合い、パクパクと。
焼き色も美しく、何度も様子を見に行って気を配られたのだろうな・・・
ありがとうございます。
最後のメインは、哲学者のご主人の作!
シュヴァイネ・ブラーテン。
やわらかな豚肉に、丁寧に作られた野菜のソースが滋味深い・・・。
凝り性のご主人も、奥さまと用意して下さり
お忙しい方々なのに、「楽しく準備しました。」との言葉、
パートナー共々感謝の気持ちでいっぱいでした。
ドイツに行ったのは、ちょうど30年前です。
その時に現地で食べた料理よりも、ゆたかで美味しい食卓でした。
胃袋も心も満たされて・・・
・・・と思ったら、なんと食後のチーズが二種!
アウスレーゼと共に!
アウスレーゼ、最後に飲んだのは一体いつだったか・・・
こんなに贅沢させていただき、申し訳ないくらいでした。
そして、デザートのフルーツのタルト。
お買い物や調理に準備と、
私はつい、いろいろと想像してしまうんです🙏。
この辺りで、さりげなく多美さんのシャブリエの演奏が・・・
気負いのないしっとりとした音色が、多美さんのお人柄そのまま。
声楽をなさっていたお母さまの美優さんのショパンもお聞かせいただきましたよ。
長く音楽を愛してこられたんだ、と感じられる美しい調べでした。
久しぶりのピアノの音色に、やはりこういう時間は良いなと実感。
こちらのサロンで、またたくさんの演奏会を楽しませていただけるよう、
コロナの沈静化を祈ります。 そして、会話も盛沢山でしたね。
皆さん、難しい話も分かりやすく伝えて下さるので
分野の違う私も楽しかったのでした。
外に出ると、様々な有意義な会話があります。
パートナーの著書がご縁での家族ぐるみのお付き合い、
そして、パートナーのよき理解者でいて下さること、
本当に有難いです。
コロナということで母のことを一番にお考えいただき
皆さんでお心砕いて下さったことにも、心より感謝いたします。 母へ・・・と立派なケーキもお土産にいただいてしまいました。
昨夜はお腹いっぱいで、(パートナーは飲みすぎ)
夕ご飯抜きでしたが
今日は贅沢にも、ケーキを三等分しておやつに。
さっぱりと美味しかった・・・。
昨日の豊かな時間に思いを馳せながら過ごしております。