昨日は醍醐寺で紅葉を楽しんだあと、 ホイッスラー展へ。
国立近代美術館のある東山までは、
醍醐寺から電車で15分で移動できるのです。
流石に京都の街中は、人々でにぎわっていました。
ホイッスラーの写真を見ると、ナルシストな香りがプンプンとしますが
作品にはそういった部分はあまり感じられません。
それがやや残念でもあります。
嫌いではないけれど、すごく好きという感じではなく。
その中で、気に入ったものをいくつか絵葉書で。
少女の絵は、人形を作っているせいか、どうしても目が行ってしまいます。
これは表情も可愛らしい。
大人になったら、男性がゾロゾロ後ろからついて来ることでしょう。
エッチング作品。
どれも繊細で丁寧に仕上げてありましたが、
あまりにエッチング作品が多くて、途中、端折りたくなるほど。
最近、こういう展示が多くて残念です。
もっと油絵をたくさん見たかったなぁ・・・
水彩画。
葉書くらいの小さな作品ですが、
ほのぼのとやわらかく、いい雰囲気でした。
全体を見終わって、なんとなく充たされない。
エッチングがあまりに多くて・・・
(パートナー曰く、「水増し!」)
なかなかバランス良く展示作品を集めるのは難しいのでしょうね。
係員さんが、常設展をどうぞと言ってくれたのを思い出し、3階へ移動。
これが、思いがけず良かった!
きっと、こちらの会場に居た方が長かったに違いありません。
ルオーやルドンの絵画に、川上澄生の木版画に池田満寿夫!
なかでもパートナーがいたく気に入った長谷川潔の作品を
前のベンチで置いてあった図録をめくりながら、ゆっくりと楽しむことが出来ました。
いや、常設展も馬鹿に出来ないわ。
ちゃんと立ち寄って帰らなければ・・・
これで無事、腹は満たされたのでした。