一昨日、スーパーマーケットで買い物をしていた時のこと。
いつものように、必要なものをかごに入れつつ、レジに向かっていた途中、
乳製品のコーナーで、すれ違った老婦人のサブバッグが
モリスの苺泥棒の柄でした。
・・・!!
数メーター離れたところで、一度歩みを止め
失礼のないさりげなさ?で、その老婦人をチェック。
ちょっと見では分かりませんが、
こっくりとした茶色にペイズリー柄が沈んだ英国っぽいコート。
拝見していると 一見地味に思われた全体像が、よく見ると実は
「こだわりのものをじっくりと選んで身に着けている」という雰囲気。
大袈裟かもしれませんが、その人となりまでもが伝わるようで、
なんだかいいなぁ、と思いました。
じっくりと選ばれ、ずっと大切にされるものたち。
そんなものに囲まれ、暮らして行くのが一番の贅沢です。
昨年亡くなった父に、最後に会った時、
一緒にいた娘が、私が縫ってやった
この苺泥棒のプリントのスカートを着用していたのですが
父が笑って、「なっちゃんの好きなやつや。」と言ったことが
忘れられない思い出となって、心にのこっています。
私は父にそのことを話した覚えは無いので、
父はこのブログでそれを知っていたのでしょう。
思えば、私はいろんなことをここから
父に発信していたのかもしれませんね。
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今日はこれから出かけますので、早めの更新です。
大阪は雪はたいしたことはありませんでしたが、
外は霙交じりの冷たい雨。
春が待たれます・・・。