プルーストの『失われた時を求めて』で、
あの長大なメモワールの扉を開くのは、紅茶に浸したプチ・マドレーヌだった。
誰しも、そうしたプチ・マドレーヌに相当するものを持っているのではないか?
これは、 パートナーのブログより拝借した一文。
だってまさにその名の通りのお菓子を、
はるばる広島よりいただいたのですから!
お送り下さったのは、昨年私の人形をご縁に
お知り合いになれたNさま。
我が愛犬のお見舞いに・・・と
ご自身のお気に入りのお菓子をお送り下さいました。
パッケージも味わいがあり、いいですね。
こちらの女性は、どうも レオニおばさんのようです。
こちらのマドレーヌは、その小ささが可愛らしくて
プルーストの作品と同じく、菩提樹の蜂蜜が入っているのだそう。
もうひとつは、あおぎりという焼き菓子。
平和公園の被爆アオギリにちなんだお菓子だそうです。
ほろ苦い八朔のジャムが新鮮でした。
大人のお菓子!
紅茶によく合います。
お写真もいただいておりました。
最早この子はすっかりNさま宅の家族になっているのだそう。
写真より、すっかりくつろいでいる様子が窺えますね。
こうやって、しあわせそうな姿を見られるのは、本当に嬉しいことです。
感謝いたします。
Nさまのお便りより少し。
「お人形の存在とは不思議なものですね。
見る度に表情が変わるような、
ただ静かに見つめ返してくれる表情が
心落ち着かせてくれるような・・・ 」
全くその通り、不思議で奥深いものです。
人形は、自分で持ち主を選ぶといわれています。
いつもぴったりのお家を見つけ、旅立って行きますから、
本当にそうなのだなぁ、と腕組みしながら頷く日々。
今日は大阪でも雪が舞いました。
幻想的で美しかったな・・・。