以前に伯母より、人形作りの糧となるから、
是非とも見ておいた方がいいと勧められていた迎賓館。
一般公開されるのは、年にたった10日間。
春に申し込みがあり、それから抽選なのですが
運良く当選していました。
行こうか行くまいかギリギリまで悩んでいたのですが、
8月も家の中からほとんど出なかったこともあり、
母に背中を押され、やはり行くことに。
台風一過の空には晴れ間が覗いていました。
こんな日に御所の中を散歩するのもいいかもしれないと、車に乗り込んで。
大丸ヴィラやアグネス教会を過ぎ、御所に到着。
車を停めて緑の中を歩きました。
雨上がりの木々は、瑞々しい。
木漏れ日の中、犬の散歩をしている人も何組か見かけ、
結構自由に散策することが出来るのですね。
肝心の迎賓館の内部は、写真撮影は可能なのですが
個人で楽しむ場合のみというしばりがあるので
残念ですが、ここに掲載は出来ません。
けれど、日本の伝統文化・職人の技というものが
控えめながらも鏤められた空間です。
ああいったものに触れると、身体が自然とほぐれていくのは
やはり日本人だからでしょうね。
今日の肥やしが、また人形作りや、人生を歩むのに活きるはず。
中に入るまでのセキュリティーと、案内係の人の数はハンパじゃないですが!
堪能した後、京都駅前の伊勢丹へ。
ここで、ずっと使う機会の無かった商品券を
おもむろに財布から取り出しました!
御蕎麦を食べ、百貨店の中を少し物色して
2時には帰宅。
珈琲を淹れて、皆でおやつを。
(この栗蒸し羊羹も、残った商品券で買えた!)
少し疲れた身体に、甘いおやつと珈琲が美味しい。
*
昨夕、雨が上がって陽が沈むまでのほんのひとときに
魔法のような夕焼けと青空が現れ、
急いで2階に駆け上がり、シャッターを切りました。
黒く厚い雲に覆われていたけれど、
その向こうには、明るい太陽が隠れていたのです。
人生も、きっとそのようなもの。