昨日は国立国際美術館の「貴婦人と一角獣」展のあと、
北浜・淡路町の麻の葉工房へ。
縮緬作家・亘正幸氏のアトリエです。
外ではお会いすることがあっても、アトリエを訪ねるのは久しぶり。
お昼過ぎにお待ち下さっていました。
ここ数か月はご無沙汰していたので、
新しい作品を見せていただいたり、世間話に花を咲かせたり・・・
花札を縮緬のお細工におこされた作品。
上に乗せてあるのが、原寸大の花札です。
亘氏の作品は、本当に細部が美しい。
父と同じ年齢でいらっしゃるのも、身近に感じる一因ですが、
私の人生のお師匠さま。
氏の美というものに対する心構えには、
いつも自分が恥ずかしくなります。
そして、人に対する配慮の、本当に深い方。
「おかんじゃけ」という玩具。
髪の部分は、下の竹を叩いて細かく割いたもので
出来ています。
目にして手に取って、ほっこり・・・。
あちらこちらに、ほっこりが鏤められた
麻の葉工房。
昭和の世界にタイムスリップ。
「美味しいケーキをご馳走しましょう!」と、
お連れ下さったカフェ。
久しぶりにお会いして、
その間、随分と私のことをご心配下さったのだなぁと
つくづく感じました。
それが申し訳なくて、
けれど嬉しくて、有難くて・・・。
帰りの電車の中も、ずっと「ほっこり」 を胸に。
いただいたキャラメル風味のミルフィーユは、
とても美味しかったです。
(私はというと、久しぶりの外出で、ナイフを床に落としたり、
珈琲をこぼしたり・・・情けない。)
FOCE(フォーチェ)というお店。
W氏として、時々このブログに登場の亘正幸氏のブログはこちらですよ。
12月には、金沢で個展をされる予定です。