9/26/2013

麻の葉工房



昨日は国立国際美術館の「貴婦人と一角獣」展のあと、
北浜・淡路町の麻の葉工房へ。

縮緬作家・亘正幸氏のアトリエです。





外ではお会いすることがあっても、アトリエを訪ねるのは久しぶり。
お昼過ぎにお待ち下さっていました。

ここ数か月はご無沙汰していたので、
新しい作品を見せていただいたり、世間話に花を咲かせたり・・・



花札を縮緬のお細工におこされた作品。
上に乗せてあるのが、原寸大の花札です。

亘氏の作品は、本当に細部が美しい。
父と同じ年齢でいらっしゃるのも、身近に感じる一因ですが、
私の人生のお師匠さま。

氏の美というものに対する心構えには、
いつも自分が恥ずかしくなります。

そして、人に対する配慮の、本当に深い方。




「おかんじゃけ」という玩具。
髪の部分は、下の竹を叩いて細かく割いたもので
出来ています。

目にして手に取って、ほっこり・・・。




あちらこちらに、ほっこりが鏤められた
麻の葉工房。
昭和の世界にタイムスリップ。


 


 「美味しいケーキをご馳走しましょう!」と、
お連れ下さったカフェ。

久しぶりにお会いして、
その間、随分と私のことをご心配下さったのだなぁと
つくづく感じました。

それが申し訳なくて、
けれど嬉しくて、有難くて・・・。

帰りの電車の中も、ずっと「ほっこり」 を胸に。





いただいたキャラメル風味のミルフィーユは、
とても美味しかったです。
(私はというと、久しぶりの外出で、ナイフを床に落としたり、
珈琲をこぼしたり・・・情けない。)

FOCE(フォーチェ)というお店。

W氏として、時々このブログに登場の亘正幸氏のブログはこちらですよ。
12月には、金沢で個展をされる予定です。