8/24/2012

青空文庫


 電車の中で、気が付くとほとんどの人が携帯をいじっている図。
いつ頃からか すっかり当たり前の情景となってしまいました。


メールがきたら、返事を打つことはあっても
なるべく公共の場で携帯とにらめっこしていたくないなぁ、という思いがあって
一人で電車に乗る時は、必ず文庫本を一冊鞄に。


数日前、ネット上では知っていましたが、
iPhoneのアプリとしての青空文庫」なるものを発見。
無料ということで、ダウンロードして起動してみると
蔵書の質が、なかなか素晴らしい!
私のように、最新の文学を読まない人には うってつけのアプリなのです。

早速、いくつか選び、アプリ内のMy本棚に収納。
短編から長編まで、かなりの量があるので
リストを見ているのも楽しいし、読了すると100%、
途中だど70%など、表示されるのも読了感があって面白い。


 もちろん、下の画像のように、指でページをめくるのです。
いかに実際の本を読む感覚に近づけるか、
研究されていますね。



ほとんどの本は、新学新仮名となっていますので、
 私の本棚の、旧字体の読みにくい本と比べてみました。
もう、読みやすさが全然違う!
(もちろん、旧字体にはその趣がありますが・・・)


クリックで拡大されます
 ちなみにこの本は、小栗虫太郎の「聖アレキセイ寺院の惨劇」。
 学生の頃求めましたが、途中で放り出したまま、25年・・・・・・。
 今度はiPhoneで読了出来そう!


 でも、本にはこんな分かりやすい図もあるので、
両方並べて読むのが良いかな。



iPhoneの画面で読んでいても、目の疲れはさほどではありませんでした。
でも、これがあるから電車で iPhone読書を楽しむかというと、
答えはNOで、 やはり私は 変わらず本を開くことと思います。

頑固者?

いえいえ、本の紙の手触りは 何にも代え難いもの。
そして、暮らしのひとコマに 
本を開く人が もっと増えてもいいと思うので。

もちろん、本を忘れた時や、
思いがけず時間をつぶさなければいけない時などには
青空文庫、役に立つかもしれませんね。
そして家では、こっそり読もうと思っています。