今日から8月。
カレンダーをめくるのは、毎月訪れる楽しみのひとつ。
有本利夫カレンダー、盛夏の今月は
「星の運行」と名付けられた、不思議な一枚。
美しいものも好きだけど、
どこか奇妙なものに、惹かれるのは何故でしょう。
複雑で、ちょっと難しそうな顔をしながらも、
瞬時に心に入り込んで、居場所を見つけ、身体の一部になってしまうような
さまざまな 「Strange Beauty」たち。
無難なものには、魅力を感じることはほとんどありません。
結果的に失敗となっても
無難にまとまっているより、強い個性の感じられる方が
遙かにいいと思ってしまう・・・
そしてそこには 奇妙さと共に、少しの毒を!
「 Strange Beauty」 といえば
サイモン・ディナースタインの画集が届きました。
まだ、ゆっくり見る時間がなくて
まずは ぱらぱらと・・・
この写真の女の子は
ピアニストである 娘のシモーヌですね。
そして、この母子の構図はたしか・・・・・・
等身大で描かれた代表作の中に・・・ありました。
この絵はよくよく見ると、とても細かくて
どこかをパッと切り取っても それぞれが絵画として成り立つように
画集の中は、ほとんどこの絵の部分のアップで占められています。
本物のこの絵の前では、ディナースタイン一家に交じり
記念写真を撮ることが出来るようで、
それもなんだか、不思議な試み?ですね。