2/05/2010

ハプスブルク展


京都国立博物館で催されている「ハプスブルク展」に出かけて来ました。

京都市美術館や近代美術館はよく出かけますが、
実は国立博物館は初めて。
明治28年竣工、片山東熊の、煉瓦造りの素晴らしい建築物です。
一眼レフを持って来なかったことが悔やまれる・・・。




冬らしい冷たい空気の中、
広い敷地をバロック様式の建物を仰ぎ見ながら楽しみました。


展覧会自体は、絵画は
ベラスケスの「皇太子 フェリペ・プロスペロ」が見られれば満足だったので、
まあ、良しとしましょう。
素晴らしかったです・・・。

「皇太子 フェリペ・プロスペロ」

エプロンに下げられた可愛らしい鈴は、
王子が宮廷のどこにいるか、知らせるためや、
魔よけの意味があったそうです。

病弱だった王子は、2年後に癲癇の発作で亡くなりました。
儚いけれど、ただただ美しい肖像画でした。
隣には、マルガリータ王女の肖像画が配されています。

ベラスケス以外は、心を動かされる絵画はありませんでした。

・・・が!

流石に工芸品はどれも、マイスターの手による繊細な細工。
溜め息が出ました。


前日に、娘を誘ったところ、
「私は現地で本物を見たから。」と、すげなくフラれてしまいました(フン!)
けれど、夕方疲れて帰宅するといつも、
洗濯物が畳んであったり、お風呂を沸かしてあったり・・・
何も言わずに、出来る仕事を全てしていてくれます。
そして、毎晩私の布団の中に、湯たんぽも忍ばせてくれる娘。

「どっちが親やねん!」
と、突っ込みが入りそうですが(恥)。
(一応、私が親です。)