10/21/2012

福間洸太朗 ピアノ演奏会


今日は、チケットをプレゼントしていただいていた
福間洸太朗さんの演奏会へ、神戸まで。


4枚いただいていたのですが、
パートナーは新聞の演奏会で、同じ時刻に京都のホールへ行かねばならず、
「聴いてみたい人なのに・・・!」と残念そうでした。

既にSOLD OUTとなっている折角のチケット、
とても勿体無くて、兵庫在住のOさんをお誘いしたところ、
偶然にもお友達が、福間さんの関西でのお世話をされているそうで、
世の中狭いものです!

先にいずみホールでお聴きになっていたのですが、
「素晴らしいから!」と、兵庫のホールも是非・・・となりました。


兵庫県立芸術文化ホールは、初めてでしたが
駅より直結の便利な立地で、ホールもとてもモダン。
まるで、セコイヤの木の中にいるみたいな雰囲気で、音響も良好。

肝心の福間さんの音色は、弱音がとても美しく、
育ちの良さと品を感じさせる演奏でした。
なかなか、そういう音色には出会えないものです。
選曲が、どれも水に纏わるもので、その音色に良く合ったものばかり。
アンコールのプーランクまで、流れる水のように
キラキラと輝いていました・・・。

私は、ドビュッシーの月の光が
一番心に響いたかな。

この曲は、海辺のバルコニーに 月の光が差し込んでくるというのが
私の勝手なイメージなのですが、
まさにそのものでした。
最初の一音から私を、月夜のバルコニーにワープさせて くれた
ずっと忘れないだろう、という名演奏。


毎年秋に、いただくチケット。
カレンダーに記しをつけた時から、当日まで・・・
いえ、その後の日々をも幸せにしてくれる、嬉しい贈り物です。

心から、感謝いたします。