9/13/2009

母の誕生日とオールドファッションアップルパイ



 今日は母の誕生日でした。最早、嬉しくはないお年頃だそうですが、やはり誕生日ですもの、手作りのケーキを!ということで、「オールドファッション・アップルパイ」を焼いてみました。

パイと言っても、普通のパイ生地ではなく、クッキー生地に近いもので、サクサクとしたクランブルのようなケーキに仕上がりました。
フィリングのりんごに、少量の小麦粉をまぶすことによって、とろみがつき、生地がべた付かないのは、新しい発見。

上手に切り分けるのが難しいので、お客様には出しにくいですが、今日のように家族だけで楽しむには、素朴で良いお菓子でした。





 そして夜は、シュークルートとベーコン、ソーセージやじゃが芋を、ベッコフ鍋で蒸し焼きにしたドイツ料理に挑戦!

このベッコフ鍋、もう5年くらい使っていますが、本当に重宝です。(ベッコフ鍋の由来については、こちらに詳しいページがありました。)
コンロで直接煮炊きするよりも、蓋をしてオーブンでじんわり調理することで、野菜(特にじゃが芋)がそのものの風味を損ねずに調理されます。

シュークルート(ドイツ語だと、ザワークラウト)を知ったのは、小学生の頃。
クリスマスの枕元のプレゼントの本の中に、「大どろぼう ホッツェンプロッツ」という、ドイツの児童書シリーズがありました。 その話の中には、必ずザワークラウトとソーセージが登場するのですが、子供心に「どんな食べ物なんだろう???」と、興味深く思っていたものです。(クリスマスの枕元の本で、一番のお気に入りは「スプーンおばさん」シリーズ(ノルウェーの童話)でしたが、そこに出てくるこけももジャムも、憧れの食べ物でしたっけ・・・。)

多分、日本の子供には、酢漬けのキャベツはあまりウケそうにありませんが、酸いも甘いも知った大人になら、この美味しさは分かることでしょう。 
日本にいながら、ドイツの味を楽しむのは、少し贅沢な気分!

先日、ソムリエさんからプレゼントしていただいた日本酒・白露垂珠で、虫の声と共に、楽しい秋の夕べとなりました。
・・・もしかしたら、この料理にはビールなのかもしれませんが、私と母はビールは苦手なもので・・・・・・。