秋めいてきてから、ずっとこの絵のことを考えてた・・・。
いや、本当は何年も前から考えていました。
お知り合いの画家さんからこれまた随分前にいただいた、
「想薫」という日本画です。
どこにしまわれているのかは分かっている。
そして出すのがいかに大変かも。
その場所は、母の額が大量に置いてある物入の奥の奥・・・
大量の額を運び出さなければならないのだから、なかなか言い出せなかった。
「あの絵をかけたい」と今朝伝えると、母もパートナーも手伝ってくれました。
午前中はその作業でおおわらわ!
絵の前で涙が出るという経験は人生に何度かありましたが、
本当に泣いてしまったのは、この作品だけ。
描かれているのは枯れかけた柊木の枝と、息絶えた蓑虫です。
この二つはこれからもずっと寄り添っていく・・・そう作家さんがおっしゃった時、
心に蓋をしていたことが一気に溢れ出てしまった。
人生には皆、いろいろとある。
そして、瞬間にこの絵を買ってくれた男前の母に感謝。
この作品は普通の額装ではないので、とても重い・・・。
それなのに、何かあってはいけないからと作家さんが新幹線に乗って
ご自身で再度ギャラリーまで運んで下さいました。
交通費だってかかるのに。
(しかも私たちには一切おっしゃらずに、です。)
申し訳なかった・・・
そうやって我が家にやってきたもの。
| 厚みがあって、本当に重い! |
最初は床置きグッゲンハイムスタイルで行こうかと思ったけど
夜中のトイレで躓いたらかえって危ない!
なんとかひとりでかけてみました。
今日はここを通るたび、眺めていた。
どうしてもっと早くに出さなかったのかな。
ものみな時宜あり、ということなのか。