10/13/2026

想薫

 
 
 秋めいてきてから、ずっとこの絵のことを考えてた・・・。
 
いや、本当は何年も前から考えていました。 
  お知り合いの画家さんからこれまた随分前にいただいた、
「想薫」という日本画です。 
 
どこにしまわれているのかは分かっている。 
 そして出すのがいかに大変かも。 
 
その場所は、母の額が大量に置いてある物入の奥の奥・・・
大量の額を運び出さなければならないのだから、なかなか言い出せなかった。 

 「あの絵をかけたい」と今朝伝えると、母もパートナーも手伝ってくれました。
午前中はその作業でおおわらわ!
 
 
 
 
 
 
 絵の前で涙が出るという経験は人生に何度かありましたが、
本当に泣いてしまったのは、この作品だけ。
 
描かれているのは枯れかけた柊木の枝と、息絶えた蓑虫です。
この二つはこれからもずっと寄り添っていく・・・そう作家さんがおっしゃった時、
心に蓋をしていたことが一気に溢れ出てしまった。
 
人生には皆、いろいろとある。 
 
そして、瞬間にこの絵を買ってくれた男前の母に感謝。 
 
 

 
 
 
 この作品は普通の額装ではないので、とても重い・・・。
それなのに、何かあってはいけないからと作家さんが新幹線に乗って
ご自身で再度ギャラリーまで運んで下さいました。
 
交通費だってかかるのに。
(しかも私たちには一切おっしゃらずに、です。) 
申し訳なかった・・・ 
 
そうやって我が家にやってきたもの。 
 
 

厚みがあって、本当に重い!

 
 最初は床置きグッゲンハイムスタイルで行こうかと思ったけど
夜中のトイレで躓いたらかえって危ない! 
 
なんとかひとりでかけてみました。 
 
 


 
 
 今日はここを通るたび、眺めていた。
 
どうしてもっと早くに出さなかったのかな。
ものみな時宜あり、ということなのか。