セラフィンが旅立った日、私は亡骸を一晩置くのがどうしても怖くて、
別れの日が来たら・・・と考えていた通り、その日のうちに火葬してもらいました。
あの可愛い子の身体が、夏の暑さで傷んでしまうのを見るのは
どう考えても 耐えられなかった。
病院で身体を拭いてもらい、トリマーさんがひげのあたりも整えて下さって、
とてもきれいな 軽やかな愛犬のまま、焼いてもらいました。
使っていたベッドや毛布、手編みのセーターなども
間髪いれずにすぐに処分して。
セラフィンだけがそこにいないのを見るより、
全てを無くしてしまう方が、まだましだと思ったからです。
これも、前々から決めていたこと。
新しいままのトイレシートは、犬を飼っている方にもらっていただきました。
手元に残したのは、いつも愛犬が使っていた水入れのみ。
そして、お別れの時に切り取ったひと房の毛と。
あとは、写真と思い出さえあれば、十分。
そう、それさえあれば。
今は、気持ちを前に進めるべく、
家の中を少しずつ、模様替えしています。
昨日までドイツの子たちを並べていた廊下のコーナーを
青い水差しとデルフトの牛さんに。
新しい風を入れるために、こんなことも必要なのです。
この画像は・・・母の袖口から覗くヒートテックのシャツから察するに
1年半くらい前のものか・・・?
まだ病気の影も無い頃。
母の腕にしがみついちゃって!