今年の秋は、不作だった薔薇。
裏庭にひっそり咲いていた、最早冬薔薇に鋏を入れて
暖房のついた部屋の中へ。
結露のついた窓の向こうの 寒そうな世界を覗くと、
なんと、近所の仔猫が水を飲んでいました!
精一杯背伸びして・・・
ほかほかと温まる心。
人形作業をしながらも、合間にクリスマス会で交換する本を選んでいます。
でも、難しい・・・毎年、ギリギリまで悩んでいるのです。
折角だから、少しでも装丁の美しい本を・・・と思うのですが
何故に、私の気に入りの作家たちの本は、文庫ばかりなのだろう!
いや、文庫2冊という手も無いわけではないのだけれど、
それでも表紙が美しいものが良くて、
けれど最近は「いったいどうして!?」という
変な表紙が多くて、中身にまるでそぐわなくて、
ひとり、ムカムカしたり!
そしてまた、「こんな本、喜ばれるのだろうか・・・」と
弱気な自分が首をもたげ、しばらくすると逆に
「もう、自分が好きならばいいじゃないか!」と開きなおるという
繰り返しで、もう堂々巡りなのです。
愛される本を贈りたい、ただそれだけの想いが壮大過ぎて、重い!!
もう、そんな自分が馬鹿じゃないだろうか、と呆れます・・・。
本というものが、ただの紙の寄せ集めには思えない、
宝石と同じような・・・いやそれ以上の価値を持つとという気持ちがあり
蔑ろに出来ない。
・・・で、そんなすごい本を毎年贈っているのかと問われれば、
すぐさま穴倉に潜り込んでしまうのですが(恥)。
予算は、1500円前後。
ここも上手くクリアーしたいし。
まだ、数日はウンウン唸っていることでしょうね。