その前に一度、妙な後ろ姿を見かけたことがあったのですが、「まあ、冬毛に生え変わり、脂肪がついて太ったタヌキだろう。」と思っていたのです。
その姿はまるで、アニメのラスカルのように愛くるしく、こちらを見ながら両手でパン(タヌキのためにまいてあった)を持って食べる仕草はもう、悩殺もので、家族皆でキャーキャー言いながら見ていました。
次の日、今度はしっかりとデジカメを構えてアライグマを待つこと1時間。
・・・・・・来ない・・・。
二日目、同じく1時間・・・・・・・・・・・・・来ない!!!
待てど暮らせど、アライグマは姿を見せず。
やってくるのはアライグマの出現によって、最早色褪せて見えるタヌキや↓
「なぁ、あのアライグマ、幻やったんやろうか・・・」
「ふっ・・・そやなぁ、きっとタヌキに化かされたんかなぁ・・・」
そんなことを呟きつつも、心の片隅では、「今夜こそ!」と思い、しつこく窓の外を覗いたりしています。