12/03/2016

祇園よねむら





 昨日の続きを。
伯母との年に一度の会食、祇園よねむらさんです。


 このお店は私には忘れられない思い出があります。
父が生前、パートナーと初めて対面した場所で、 
そのお膳立てしてくれたのも、伯母でありましたから。

父亡きあとも、伯母のはからいで
命日を過ぎた後、思い出話をするお店となりました。










 父の事を語らう時、皆それぞれに強い想いのあったことに気付かされます。
誰もが、自分が一番と信じたい気持ちがあるけれど、
それは父が、皆に心を尽くしたからでしょう。

 どの思い出も特別なものになってしまった今、
その中に皆が、父の面影を探すひととき。


 ・・・腹立つこともあったけどなぁ!

 けれど 父がむき出しの感情をぶつけたのは、それだけ心を許していたからだと
今なら仏のような気持ちで受け止められる。

もちろん、そんなことはさほど多くはなかったのだけれども。

いつもいつも、深い愛情が根底にあった人でした。
そして、漂うユーモアと。

全てひっくるめて、大切な父でした。
















 伯母とゆっくり3時間、母と3人で父を偲びつつ・・・。

気が付くと、お店は賄いの時間を過ぎたようで、
また来年ここでね!とお店をあとに。

父が亡くなったあと患っていた伯母が、驚くほど元気になっていて
それには心底安心させられました。

どうぞ、いつまでも元気でいてください。
心からそう願っています。



 帰り道、気分が良くて駅から歩いていると、夕焼けがとても綺麗で、
家のベランダから急いで写真を撮りました。

父が今日の日を見守って、喜んでくれたかのような美しい空でした。







頑張らなくちゃ、と とにかくいつも思うのです。