昨日の続きを。
伯母との年に一度の会食、祇園よねむらさんです。
このお店は私には忘れられない思い出があります。
父が生前、パートナーと初めて対面した場所で、
そのお膳立てしてくれたのも、伯母でありましたから。
父亡きあとも、伯母のはからいで
命日を過ぎた後、思い出話をするお店となりました。
父の事を語らう時、皆それぞれに強い想いのあったことに気付かされます。
誰もが、自分が一番と信じたい気持ちがあるけれど、
それは父が、皆に心を尽くしたからでしょう。
どの思い出も特別なものになってしまった今、
その中に皆が、父の面影を探すひととき。
・・・腹立つこともあったけどなぁ!
けれど 父がむき出しの感情をぶつけたのは、それだけ心を許していたからだと
今なら仏のような気持ちで受け止められる。
もちろん、そんなことはさほど多くはなかったのだけれども。
いつもいつも、深い愛情が根底にあった人でした。
そして、漂うユーモアと。
全てひっくるめて、大切な父でした。
伯母とゆっくり3時間、母と3人で父を偲びつつ・・・。
気が付くと、お店は賄いの時間を過ぎたようで、
また来年ここでね!とお店をあとに。
父が亡くなったあと患っていた伯母が、驚くほど元気になっていて
それには心底安心させられました。
どうぞ、いつまでも元気でいてください。
心からそう願っています。
帰り道、気分が良くて駅から歩いていると、夕焼けがとても綺麗で、
家のベランダから急いで写真を撮りました。
父が今日の日を見守って、喜んでくれたかのような美しい空でした。
頑張らなくちゃ、と とにかくいつも思うのです。