先日の金沢への旅で、出会えたらいいと願っていたもの。
それを手にすることが出来ました。
山本長左さんの香炉です。
長左さんの繊細な九谷焼に、もとより魅了されていて
前回の金沢訪問の際も、お皿を2枚購入したのですが
蓋付きの大き目の香炉のようなものがあれば・・・と考えていました。
父の骨壺にしたかったのです。
そうして見つけたのは
南蛮渡来の人を描いた、明るい気持ちになれるもの。
偶然にも、この香炉には、父の好きだったモチーフが鏤められています。
まずは、お酒!
学生時代は本の虫でした。
晩年はやめましたが、愛煙家でもあって・・・
蓋部分には、さまざまな楽器が。
父はずっと、楽器関係の仕事をしていました。
みんなで選んだ、かけがえのないもの。
これを見つけられたのは、本当に奇跡のようです。
お父さん、居心地はいかがですか?
私はまたひとつホッとして、なんだかとても嬉しいよ。
秋らしく、開きはじめた薔薇たち。
まだ弱々しいけれど、 もう少ししっとりとした空気が漂い出したら
また庭が美しい季節になります。