9/05/2014

特別なもの




 先日の金沢への旅で、出会えたらいいと願っていたもの。

 それを手にすることが出来ました。


山本長左さんの香炉です。








長左さんの繊細な九谷焼に、もとより魅了されていて
前回の金沢訪問の際も、お皿を2枚購入したのですが
蓋付きの大き目の香炉のようなものがあれば・・・と考えていました。

父の骨壺にしたかったのです。




そうして見つけたのは
南蛮渡来の人を描いた、明るい気持ちになれるもの。



 偶然にも、この香炉には、父の好きだったモチーフが鏤められています。

まずは、お酒!



学生時代は本の虫でした。
晩年はやめましたが、愛煙家でもあって・・・






 蓋部分には、さまざまな楽器が。
父はずっと、楽器関係の仕事をしていました。







みんなで選んだ、かけがえのないもの。

これを見つけられたのは、本当に奇跡のようです。




お父さん、居心地はいかがですか?

 私はまたひとつホッとして、なんだかとても嬉しいよ。













秋らしく、開きはじめた薔薇たち。

まだ弱々しいけれど、 もう少ししっとりとした空気が漂い出したら
また庭が美しい季節になります。