張り替えをお願いしていた椅子が仕上がり、
今朝一番、我が家へ帰って来ました。
布を選んだときは、もっとフォークロア調だと思っていたのに、
実際は黒がけっこう勝っています。
今までが無地だったので、 並べた時はその柄がやたらとはっきり感じられて
テーブルクロス合わせが難しくなるかも・・・と
母と、不安な気持ちで いろいろ合わせてみました。
(写真のクロスは、椅子が届いた時、そのままかかっていたもの)
どれも「なんか、微妙???」と
チェストの中のクロスのほとんどが、用無しになってしまうかと心配しましたが、
時間が経って、だんだん目が慣れてくるとあら不思議!
さっきはおかしく感じていた組み合わせも、それほど悪くない。
・・・ほっ。
テーブルの右にはグリーンのソファがあるのですが、
そこのクッションに、少し黒の入ったものを足せば
部屋も、なんとなく調和しそうです。
この家に越して、ちょうど10年。
模様替えをするのには、丁度良い節目でしょうか。
ビシッと決まっている部屋より、
いろんなものが混在して、けれど
なんとなくまとまっている・・・そんな雰囲気が好きなので。
この椅子の布を見つけたとき、
バルテュスのスイスの家グラン・シャレが
ぱっと心に浮かびました。
素朴さの中に、洗練さを感じる素晴らしい建築物です。
その内部は、まさしく手作りの溢れる、愛されている家。
おこがましくも、手作りのものをプラスすることくらいだけは
なんとか我が家も出来そう。