私のビスクドールを気に入って、感想を伝えて下さる方もあれば、ドレスを気に入って下さり、作り方をお尋ねいただいたり、人形の販売についてのメールなど、いろいろいただいて嬉しい気持ちです。
けれど、いただくメールの中で一番切実に感じるのは、ドレスの材料や作り方についての質問でしょうか?
私の周りのドールを作っている方々も、ドレス作りには苦戦されている方が多く、よく「どうやったらいいのか、教えて!」とお願いされるのですが、なかなか難しいものがあります・・・。
私の場合、作り方など、決まってません。ただ、最初にイメージしたドレスの簡単なアウトラインを作って、そこからは「ここをこうしよう。」や、「あそこにこんなのを付けたらどうかな?」と思いついたことを実践するのみなのです。
最後には、はじめのイメージとは随分違うものになっている場合もありますが、とにかく人形には製作過程でマメに試着させます。そうやって、要はその子に似合うように作ればいいのです。
ただ、靴を履いていないとイメージも湧きにくいので、途中で靴を作ります。そして履かせて、また衣装作り再開・・・。
材料についても「どこで買っているか、教えて下さい。」と聞かれますが、これも海外で調達したものも多いですし、国内でも、その時使う予定の無いものでも、出会ってビビッときたら、逃さず買うようにしているので、特に決まったお店などもなく、お教えしにくいのです。
「どこかで習われたのですか?」という質問に対してですが、私の先生は、ほとんど全て本に載っているアンティークのお人形です。ビクトリアンの時代の衣装についての本も読みますし、その時代の小説なども好きなので読みます。すると、必ず参考になる描写が出てきて、その時代に思いを馳せることが出来ます。
今日は、窯から1度目のメークの済んだ人形のヘッドを取り出し、2回目のメークをしました。
ミレット(よりちょっとだけ大きいかな?)サイズのシュミットや、作ったことの無いタイプのテートジュモー、手前左は私のオリジナルで、市松人形にする予定です。
画像の靴は、最近作ったもの。靴作りはとても楽しい作業です。手編みの靴下を履かせる時は、ワンサイズ大きなものを・・・。
明日の朝、ヘッドが9個出来上がるはず・・・大好きな眼を入れる作業が待っています♪
そして、雨と私が風邪ひきだったせいで散歩に連れていってもらえなかったセラフィン。明日は行こうね!