11/09/2007

人形の寺・宝鏡寺



 京都の堀川寺の内にある宝鏡寺では、毎年公募により選ばれた人形展が開かれています。

新聞の広告などでは、よく目にしていましたが、初めて出かけて来ました。


ここ数年、京都によく遊びに行くようになってから、今更ながらにバスの乗り方というのを覚えたのですが(恥)、京都は本当に車ではなく、電車で行って足とバスを使って楽しむ場所だなぁ~と思います。

車などではとても入れないような、何気ない通りを歩いていても、ひょっこり古くて風情のあるお家などが現れた時は、その出会いに感謝します。京都は本当に、そんな素敵な出会いが散りばめられた場所です・・・。


宝鏡寺も、バス停を下りてすぐの立地です。

3期に分けて展示されるそうなので、私の見たものは多分、2期ではないでしょうか?

やはり予想したとおり、和の人形がほとんどです。題材も、昭和初期を時代設定して作られたものが多く、これは作者がその年代の方なのだろなぁと推測されます。

一緒に行った母などは、やはり懐かしいものがあったようでした。
私「見て!赤い足袋、珍しい!」

母「そういえば、昔はこういう別珍の足袋があった!」

私「へぇ~」

私には知らない世界だけに、逆に新鮮味がありました。

人形=綺麗・可愛い・・・というイメージですが、この公募展はどちらかというと、面白い視点のもの、おじいちゃん・おばあちゃん、戦時中を思わせる人形などが多く、飾るものという感覚とは違うかもしれません。
今の私は、やはりまだ、可愛い人形・手で触れて抱き上げることの出来る人形を作りたい気持ちが強く、真似をしようとは思いませんが、エネルギーはしっかりもらいました!


その後、下鴨神社近くのディアバザール浜野さんへ。
以前、アンティーク家具を買ったことがあるお店ですが、目の保養に寄りました。

マネージャーの方とお話しているとビスクドールの話題になり、作品の写真をお見せすると、「アンティーク家具と一緒にフェアーをしませんか?」と嬉しいお申し出!

なかなか、アンティーク家具とコラボレーション出来るものが無いそうですが、ビスクドールはぴったりということで、早速来年春にでも!ということでした。が・・・再来年春の展覧会に向けて人形を作る毎日・・・それが終わらないと次のことは考えられません。

また、展覧会近くにDMをお持ちする約束をして、楽しい時間を終えました。

たまに外出して、良い出会いがあると嬉しいものですね。いろいろ刺激を受けた1日でしたが、それを無駄にしまいと、帰宅してからも早速人形のかつら作りに励みました。