今日は新幹線に乗り、一路名古屋へ。
まずは、知人である藤田哲也さんの個展の催されている
松坂屋栄町店へ。
こちらの美術画廊にお邪魔するのは2度目。
藤田さんはまだお若い方ですが、日本の美しい景色の中に
どこかご本人に通ずるほのぼのとした温かみを感じさせる作品を描かれています。
我が家でも、以前に馬の絵をいただいたことがあり、
それがご縁で、クリスマスに何度も遠方よりご参加いただいたり、
大変親しみを感じている方。
今回も、会場を何周もして見せていただきましたが
そういえば、こんな風景に触れたことがあるなぁ・・・と
いつだったかの遠い記憶を、懐かしい胸の痛みと共に思い起こすような時間。
いろいろお話させていただいて、心に深く思うこともあり、
人との繋がりの大切さを、改めて考える時間でもありました。
今日は行くことが出来て、本当に良かったです。
また是非クリスマスにお会いしましょう!
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そして、ちょうどお隣の画廊でされていた個展にも
寄らせていただきました。
こちらは、藤田さんとは、また違う世界。
曽剣雄さんの、大変写実的な作品の数々。
こういったものは、ともすれば、ただ写実的なだけで、
作家の姿勢が伝わりにくいものもありますが、
曽さんに作品は、素晴らしかった。
すっかり惹きこまれました。
グスタボ・礒江さんの時にも、ショックを受けましたが
しんと澄んだ空気の中に、
モデルの少女たちの吐息やクスクス笑いが聞こえてきそうな、独特の空間。
色彩も美しくて・・・。
ご本人がいらっしゃり、座ってお話をうかがうことが出来たのですが、
少し言葉を交わさせていただいただけで、謙虚なお人柄が伝わり、
絵画の中の女性たちが皆、素直で穢れが無いのも頷けるような気がしました。
曽さんのリトグラフで、私でもなんとか購入できるものがあり、
譲っていただきました。
偶然のご縁に、感謝です!
さて、上村松園展のことは、日を置いてまたゆっくりと。
今日は出不精の母と私の、日帰りの旅で、すっかりくたびれておりますが、
心はお二人の画家さんのおかげで、なんとも豊かに満たされております・・・。
おまけ・・・帰宅したら、猫が裏庭で昼寝していました。