6/04/2008
古いけど新しい掛け時計
時計を買うことは、滅多にありません。
まして掛け時計となると、半永久的に使えそうなくらい故障が無いと思っていました。
最初の掛け時計は、結婚する時に時計屋さんでたくさん壁にかかっているものの中から、選んで母に買ってもらいました。
現代のものなのに、どこかレトロで気に入っていたのですが、祖母が介護つきのケアハウスに移る時に、その部屋にとても合いそうだったので、祖母にあげてしまいました。
その時、偶然に人からいただいたイタリア製の掛け時計があったので、それを代わりに掛けて生活していましたが、その時計、文字盤が私にはとても見ずらいのです。娘に読んでもらったりしていましたが、それってものすごく不便なこと・・・。
そんな時、雑貨屋さんで、とても可愛らしい時計を見つけました。
中国製で、値段もびっくりするくらい安い!おまけに壁のコーナーに取り付けるようになっていて、両面に文字盤があるのです。
家には中国製の目覚ましがあり、安かったけどとても長持ちしていたので、大丈夫だと思いました。
喜んで買って帰り、早速キッチンの壁の角に取り付けました。これなら、人形の鋳込み作業でキッチンに立っている時も、リビングのテーブルで裁縫をしている時も、時間を知ることが出来るのです。
が・・・・・・しばらく使ってみると、この時計は、数日に一回替えなければならない程、電池を消耗することが分かりました。不経済極まりありません!!
そういうことで、今では、すっかりただのインテリアとなってしまいました。あ~あ・・・。
時計を買い換えようか、再び悩んでいるうちに、見ずらいイタリア製の時計も、なんと止まってしまいました。
そして、新しく我が家に来たのが、この画像の古ぼけた時計。
たまたま見つけ、デザインのレトロさに惹かれ、値段も二重丸!
古いけれど、振り子もネジもしっかりしているので、まだまだ時を刻み続けるだろうということ。
これは我が家に来るべくして来たような気がします。
1日に、何度となく見る時計。
目にすると心がほっとするようで、耳には鐘の音もやわらかく、時代を経てきたノスタルジックな響きがします。
古ぼけているけれど、我が家の新しい家族となりました。