3/05/2008

ファンタスティック・ナイト シフのパルティータ

 昨夜は、念願のアンドラーシュ・シフの演奏会に出かけてきました。

シフの音を初めて聴いたのは、今から7年ほど前。
娘のコンクールの課題曲に、バッハのフランス組曲があり、予備知識なくたまたま購入したのがシフのものでした。
そのCDでの演奏に魅せられて以来、来日したら絶対に・・・と密かに待っていたのです。

その機会が、やっと巡ってきました!



 5時半に、ホール近くで娘と待ち合わせ。
このホールもよく行くホールですが、娘が学校から一人で来るのは初めてのこと。けれど、ちゃんと出会えました。
最近、演奏会で嬉しいことの一つが、この娘との待ち合わせだったりします。
小学校の頃は、演奏会のある日は学校の前で車で待ち伏せし、ホールに向かう車中で着替えをさせたりしていましたが、楽になったものです・・・。

軽く食べてホール入りすると、なんだかいつもの演奏会と客層が違うような・・・?
どうも、玄人筋の人も多そうで、私の席の周辺も、皆、専門家さんでした。
久々の来日ということで、遠方から来られた方もあったのではないでしょうか?



そして、シフのピアノの音は、本当に美しかった・・・。



それしか言えません。



多分、あんな美しいパルティータ全曲を生で聴くことは、生涯無いでしょう。



演奏会が終了したのは9時半過ぎ。かなり長い演目でしたが、それは全く感じさせられませんでした。
身体の隅々まで良い音楽に満たされ、とにかく「明日から更に頑張らなければ!!」と決意して休みました。



人形作りも音楽も絵画も、美しいと胸打たれるものは、必ずどこかで繋がっています。

良い経験をすると、それをアイデアやエネルギーに変えることが出来ます。

シフの素晴らしい音楽に感謝!豊かな時間をありがとう。