1/13/2008

過去の日記より 「娘の妄想」

  

 前回書いた日記が、孫想いの父を喜ばせたようで、メールにて 「面白かった!」と感想が届きました。
普段から親孝行できていない娘として、父を再度喜ばせるために、2年前のまだ娘が中学2年生だった頃に、某ブログに書いた日記をここに貼り付けておきます。

(あくまでも2年前のことなので、流石にもうこんなバカバカしいことは・・・と思いますが、この手の信じられない話を今も我が娘時々して、家族を驚愕の渦に巻き込んでいます。)



<2006年3月8日の日記より>


今娘は、期末テスト中です。
なので、一応毎日勉強してみたりしているようです。

さて、今日も社会の本を開きながら、娘は私に言いました。


娘 「私、赤潮って、実はこんなに悪いものやって思ってなかってんな~。」

私 「じゃ、どんなんやと思ってたん?」

娘 「そやな、私の赤潮のイメージはな、むしろ・・・・・」

娘は、勉強の手を休めて、夢見るように語りだしました。


(*ここから娘の頭の中の赤潮イメージです。)


 ここは、海辺の村。

小さな灯台の上から、男が双眼鏡で海を見渡している。


男達は、もう何日も交代で、ここで海を観察しながら、あるものが訪れるのをただ、待っている・・・。

すると、男の双眼鏡を覗く目が、にわかに大きく見開かれた。
そして、男は声をあげた。

「来た・・・赤潮が来た・・・!!」

傍にいた村の青年は、その言葉を聞いて、急いで鐘を打ち鳴らすのである。 

 カーン・・・カーン・・・!!

すると、病で床に伏せていた村の長老の枕元にも、その高らかな音は届き、長老は目を閉じたままつぶやく。

「・・・今年も、とうとう来よったか・・・。」

長老は、周りの者の止めるのも聞かず、杖をついて立ち上がる。
そして、叫ぶのだ。

「祭りじゃっ!!」

港では、男達は既に約束されたかのように、大漁ののぼりを次々に漁船にあげ、女達は、宴の準備に余念が無い。
人々の高揚した様子が、さっきの鐘の音が大きな幸いの前兆であることを示す・・・。

 赤潮・・・それは、素晴らしい知らせ・・・。  
                           (完)


私 「・・・なんで、赤潮がいい知らせなん?」

娘 「だって、プランクトンがいっぱいになったら、魚の餌が増えるやん?そしたら、魚も増える・・・。」

私 「・・・・。」

娘 「なぁなぁ、環境ホルモンっていうのも怖いで~。最近は、鳩がメス同士で巣作りしたりするらしいで~。」

私 「・・・・。」

 テストは、後2日もあるのだ。なんか、答案が返ってくるのがコワイ(涙)。

以上、過去の日記より。