9/10/2008

ダンケ・箕面店





 市松人形の着物用の古布を求めて、時々箕面まで車を走らせます。
先日は、人形用ではなく人間サイズの「はこせこ用」の古布を探しに出かけました。・・・が、なんと以前京都でとても気に入って、けれどはぎれしか無かったものと同じ生地を発見!(こんなことは、滅多に無いことなのです。)
しかも、古布にしては意外にお値打ち品だったので、購入して来年の展覧会用の着物をもう1着縫うことにしました。もう私の頭の中には、その着物を着て佇んでいる人形の姿が見えています・・・。
人形を作り始めた時は、上から下まで、全ての作業(中には、大工のようなことまで!)を手作業することに苦労を感じていましたが、だんだんに、それは歓びの作業となりました。
人形と向かい合いながら、「どんなのが似合うかな?」と考え、合わせて形にして行く工程は、本当に楽しいものです。
おかげで、家中、材料だらけで片付きませんが・・・(涙)。
「軽く食事出来る場所は?」と、古布店のオーナーさんに教えてもらった「ダンケ」は、その小さな入り口からも、何かありそう!な予感のするお店でした。
ドアを開くと、暗い店内は、木の板の床に、同じ木のテーブル。
一つのフロアーを工夫して、木材で様々な自然な間仕切りを配置し、いくつもの、それぞれに表情豊かなスペースが・・・。
きっと、行くたびに 「今日はどの場所で珈琲を飲もうか・・・」と、迷うのが楽しいだろう、素敵なお店でした。
そして、珈琲はバター焙煎という、独特の焙煎方法。とてもコクのある美味しい珈琲。
出口には、古いオルガン。
こんなお店が近所にあったら、いいでしょうね・・・。