チェックアウトの時、オーナーご夫妻が声をかけて下さった言葉に従い、通り過ぎるだけだった醒ヶ井の駅に車を置いて、散策しました。
水中花のように咲く、梅花藻のことを聞いた時、私が思い浮かべていたのは、釣り堀のようなスペースの中の、人工的に育てられた草花でした。
ところが・・・知らないということは、恐ろしいことです。梅花藻は、町の中、醒ヶ井の人々の暮らしの中に共存していたのです。
とにかく、素敵な町でした・・・。
古い家並の前に、こんなにも澄んだ川が流れ、時には小さい可憐な白い花を咲かせてくれるなんて、自然というのは、本当に素晴らしいものです。
うだるような暑さの中、川に手を入れた娘。
「びっくりするくらい冷たい!」
今回の旅で、一番気に入った場所でした。そして、今度は涼しい季節に電車で訪れてみようと、必ず来ることを心の中で誓いつつ・・・。