一つの作品の仕上がりが近付くと、同時に
「次、どんなんやろっかな・・・」
と、母が家の中を徘徊し出します。
「次、どんなんやろっかな・・・」
と、母が家の中を徘徊し出します。
何日かそんな日が続き、明らかに題材探しに困窮した母の目が、
「なっちゃん、出番やで!」
と訴え出したら、
と訴え出したら、
いつも重い腰を上げ、おもむろに動き出す私。
もう会期まで2ヶ月しかないので、小品をということで、
人形衣装の参考本より、
人形衣装の参考本より、
人形のバックにも良くマッチしそうな、ヴィクトリアンなご婦人を提案。
土台の生地は、ちょっと刺し難いのですが、
雰囲気を重視して、コットンの入ったモアレ生地。
雰囲気を重視して、コットンの入ったモアレ生地。
数日後、奥の和室の障子の向こうで、
まるで鶴の恩返しのように刺している母を覗きに行くと、
まるで鶴の恩返しのように刺している母を覗きに行くと、
「 いいやん!!」
まだ、頭部が出来ていませんが、
格子のバッスル・スタイルのドレス、雰囲気出ています。
よしよし。
ちょっと、ジュモーのレディードールを思い浮かべました。
寄り添う 愛犬リリーちゃん(パートナー命名)は、
予定では普通のプードルでしたが、作っている過程でどんどん大きくなり、
出来上がった時は、
「実はスタンダード・プードルだった」ということで落ち着きました。
「実はスタンダード・プードルだった」ということで落ち着きました。
ご主人さまを、じっと見上げる忠犬です。
「ごはんの時間だわん!」