メンバーは、私とパートナー、私の四半世紀の付き合いの友人K子、Sちゃんとそのご主人の5人です。
K子とSちゃんとは、中学時代の文芸部の仲良し。そして、Sちゃんのご主人は私のパートナーの大学オケの先輩。というのも、3年前に、人生初めてパートナーと、お互いの友人達に「縁結び」というのをやってみて、結果なんと半年でスピード結婚したという・・・今も幸せいっぱいの二人です。
結婚以来、横浜勤務だったSちゃん夫妻が、この夏から京都に帰ってきたので、久しぶりの再会!
丸太町のイタリアンでランチを囲んで話に花が咲いた後は、鴨川沿いを出町柳まで、色づいた樹々の並木の下をそぞろ歩いて、叡山電鉄で茶山の駒井家住宅に向かいました。
実は今回のプランは、みんなに相談しながらも、いつのまにかなんとなく私の意見が通ってしまったような感じでした。
特にランチ後に移動する駒井家は、以前から行きたい!と私の憧れの家だったのです。
みんなにも喜んでもらえるかどうか、ちょっと心配だったのですが、着いて、駒井家に一歩足を踏み入れた途端、その心配が取り越し苦労であったことを感じました。
駒井家は、こじんまりしながらも、素晴らしい空間でした。
ヴォーリズ建築にいつも共通して感じる、住んでいた人の家を愛する心と、日々の暮らしを丁寧に送って来た息遣い・・・。
部屋に入るとまず、大きな窓からのやわらかな光が目にとびこんできます。
窓に近づくと、外にはあふれる豊かな樹木。
作りつけの家具は、大きすぎず、こじんまりとしていて、それがなんとも落ち着きます。
2階の駒井博士の書斎は、仕事をするには気持ちの良い広さの木製の古い (けれど丁寧に扱われてきた)机。
壁面にはもちろん、憧れの、ぐるりと作りつけの書棚。
ここにも、陽の燦々と降り注ぐ大きな窓が二つ、ありました。
ここにも、陽の燦々と降り注ぐ大きな窓が二つ、ありました。
一階には、博士が奥さんのために贈った、当時としては家一軒分という、高価だったピアノもありました。
きっと、大変仲の良いご夫婦だったのでしょう・・・。
そんな幸せそうな駒井夫妻にも、辛い時代があったそうで、この駒井家は戦後米軍の占領下となり、博士夫妻は敷地内の離れで生活するという数年間があったそうです。
ヴォーリズ建築をはじめ、時代を経た建物には、今の時代にない空気・時間が流れているのを感じます。
駒井家も、心を静かに沸き立たせるような、それでいて懐かしく包み込んでくれるような、素晴らしいものがありました・・・。
次は春に行こうかな。そこに着くまでにも、哲学の道のずっと続きだという疎水沿いの桜並木がありましたから。
さて、友人達とはおかげさまで充実した時間を過ごすことが出来ました。みんなに感謝です♪
帰り道、家へのお土産に、出町柳の「ふたば」で、豆大福を買うため、長蛇の列に並ぶことになりました(涙)。が、やはりここの豆大福は美味しい!と、帰宅して、かぶりついてほっと一息。
あぁ、いい一日だったなぁ・・・。