今年の台風は、大阪を避けて通るものばかりだったなぁと、
台風一過の、少し爽やかな夕暮れです。
被害が東北や北海道に集中し、必ずどこかに爪痕を残す自然の驚異に、
これから何があるか分からない怖さがあります。
午前中は人形の発送作業を。
毎回神経を使うので、終わった後はほっとひと息。
次に作る人形、いっそ計画変更でジュモーなんかも・・・と思い、
素焼き済みのストックの箱を覗いてみたけれど、無くて。
粘土から鋳込みしようにも、ただいま粘土は欠品中。
まだしばらく届きそうにないので、やっぱりブリュの男の子を作ることにしました。
同じサイズの子を二体続けるのは・・・と思いつつも、
５０ｃｍは好きなサイズではあるので。
＊
秋風が吹き始めると、読みたくなるのが太宰治の「津軽」です。
高校の授業での出会いから、娘がお腹に出来てやっとつわりを乗り越えた頃も、
幾たびかのこの季節に、書棚より取り出されてきました。
ところが数年ぶりに本を開くと、字が小さ過ぎて、読み難い！
母の文庫本だったので、昔のものだから仕方ないのですが
ちょっと前までは読めていたのになぁ～。
新しいものを買うのも・・・と思っていたら、
なんとKindle で無料ダウンロードが出来ました。
便利だわぁ。
充電が面倒ではありますが。
紙の本は、充電いらないものなぁ。
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今日は父の誕生日。生きていれば76歳。
「お父さんはアルコールで、年中身体の中を消毒してるから、大丈夫や！」
そんなことを言っていたのに、癌が見つかったその年に逝ってしまった。
父が亡くなったあとは、綱をはなしてしまった子供のよう、
あてどない気持ちでさまよった日々。
いつの間にやら、なんとか平穏が戻ったけれど、
父のいない世界は、以前の世界とはやはり、どこか違うのです。
けれど、そうでなけりゃ、悲しすぎますよね。
