12/15/2015

裏地




 長年、夏はアフリカのスカートを愛用していましたが、
とうとう寿命がきて、今年処分。 

そのスカートは布の品質がとても良く、縫製も美しかったので
10年以上も着用することが出来たのですが、
なかなかその両方を兼ね備えたものに出会うことがありませんでした。

最近、イスラエルでアフリカの布を使い、美しいスカートを仕立てるところを見つけ、
どんなものかいな、と試しに注文。

やっと本日届きました。






 イスラエルからはその昔、とあるものを注文したことがあります。

当時はクレジットカードではなく、国際送金が主な手段だったのですが、
こちらからの送金がなかなか届かず、随分と先方から催促されたことがありました。

それもあって、どれくらいかかるかなぁ・・・と心配していましたが、
今回は国際郵便で、ほぼ二週間。
早くは無いけれど、やきもきするほどでは無かった。


スカートが届いて、まずは裏地の美しさに驚きました。
こんな素敵な柄の裏地、日本にはありませんから。

縫製も綺麗。
ウェストはギャザー仕立てなのに、とてもすっきりとデザインされていて、
なかなか良い仕事をされています。


 下は母のスカート。
このデザイナーさんは、鳥がお好きなようで
大きなタグも包み紙も、熱帯に飛び交うような鳥が。













 こちらのスカートの裏地は、こんなのです。
表地はアフリカらしい、明るいけれど洒落た色彩。

日本で裏地に凝るのは、最早羽織くらいではないでしょうか?
それが、こんなカジュアルなスカートの裏地が美しいと、
ちょっと嬉しくなりますね。

仕事に対する丁寧さとセンスが表れています。










 「人形の洋服を作れるのだから、スカートくらい縫えるでしょう?」
 ・・・よく言われるのですが、やはり餅は餅屋です。

プロに頼んで、気持ちの良い仕事っぷりを見せてもらうのがいい。