10/23/2014

葡萄ひと房




 9月の林哲夫さんの個展にて、譲っていただいた葡萄の絵。

色といい、古びたような味わいといい、
ちょうどよい額縁に出会い、我が家に落ち着いています。










 2号の小さな絵なのですが、葡萄の静かな存在感が美しく、
いい絵をいただいたなぁ、とつくづく嬉しい。


最終日まで、一番人気の作品だったのだそう。








廊下にかけようかと思っていましたが、どうも暗くて
灯りをつけないと絵が見えない。


いっそ玄関に・・・と合わせてみると、なかなかいい感じにおさまりました。

ちょうど縦長の窓から、蔦と実がうまい具合に下がっています。









 父の肖像画をお願いした時も、同じ理由からですが、
林さんの絵には、そのものから感じ取られる素朴な美しさと気品が表れていて
 心惹かれます。


人生が、この葡萄のようなものであったらいいなと思ってしまう
嘘の無い美しさ。
 








 娘曰く
「この絵の後ろにボタンがあって、金庫が出てきそう!」

確かに、そんな感じもしないでもない。










もとより葡萄は縁起の良い果実。

「私は葡萄の木、あなたがたはその枝である。」

新約聖書の言葉にもあります。
懐かしく思い出しました。





今日も風邪ひき。
明日にはやっと治りそうな気配ですが、
皆さまも風邪にお気を付け下さい!