8/29/2014

金沢旅行 その2





 金沢の旅、つづきです。


贅沢な昼食後は、U沢さんのご主人さまが車を出して下さって、
あちこちとお連れ下さいました。


まず最初は、卯辰山にある真成寺。
U沢さんのお計らいで、 特別にいろんなものを見せていただきました。









 行きすがらの車中での説明を聞くうち、
あれ?なんだかどこかで・・・と、開きかかる記憶の引き出し。

このお寺で有名なものが、百徳きものという産着なのです。

昔々、子供が生まれると近所の方が端切れを持ち寄って贈り、
その端切れ布を繋ぎ合わせて縫われたものが、百徳着物と呼ばれます。

これをいつだったか、テレビでやっているのをたまたま見ていて、
針を持つものとして興味深かったのですが、
そうか、そのお寺だったのだ!!




鬼子母神から赤ん坊を守るため、
人の肉に似ていると、植えられた柘榴が。

 ちょうど今、実をつけていました。









御堂内は、古い押絵など手仕事による珍しいものがいっぱいで、
仕事柄、何もかも興味深く見せていただきました。

中でも、時代のついた着物の ふき部分だけを切り取って、
ずらりと額装したものがあって、面白かった!
着物を縫う時に、一番難しく重要な部分ですから。



 その後は、卯辰山で特別に分けていただけるお宅に伺って
「へしこ」を購入。

そして東山の茶屋街へ。





 U沢さんは金沢の有名な老舗の奥さん。
そちらの2階で記念撮影して下さいました。

一番奥がU沢さん。
テーラーで仕立てられたパリッとしたシャツに赤いベルト、
ベリーショートヘアーの、大変快活な女性!

あちこちでのそのお顔の広さに、感服した旅でもありました。









 こちらも金沢の本で必ず目にする、縄暖簾の味噌やさん。
中に入ると、大豆の良い香りが。

 夕食はまた、U沢さんご夫妻行きつけの郷土料理のお店へ。
1枚目の画像の治部煮、美味しゅうございました。








二日目も、早朝9時半からご夫婦でホテルに迎えに来て下さり、
竪町の骨董街など楽しく散策。

新鮮なお寿司をいただき、
最後は金沢駅のホームまで、N川さんやN農さんもお見送りいただいて
まるでお殿様のような旅をさせていただきました。

本当に本当に、皆さまどうもありがとうございました!
感謝の言葉もございません・・・。



 まだ心の中は、金沢でいっぱい。
母も私も娘も、忘れられない旅となりました。