3/30/2011

お茶とお酒の会


昨日はお茶・お酒の会でした。
被災地のお酒を、こんなときだからこそ応援しよう、との想いで
皆でひとときを過ごしました。


まずは、お茶会。
先日、金沢で求めたお菓子をお出しして。


今回初参加してくれた、娘のお友達Aちゃん。
お茶の先生のIさんのご指導で
初めてたてるお茶・・・
娘と同じ年とは思えぬ、落ち着いた美しいお嬢さんでした。
(語学も堪能なのです!)


最初に3人分のお茶をたてさせていただいた我が娘。
「お腹が空いた~!」と、お菓子を3つもとった・・・!!!


その後はいつもの通り・・・
今回のお酒は、いずれも地震の被害を受けた
宮城・石巻の墨廼江
福島の天明。
しばらくは手に入らないだろう蔵のお酒を呑み、
将来、新たに店頭にそのお酒が並んだとき、
また是非、皆で楽しもう、との想いをこめていただきました。



 お友達のSちゃんが、桃のレアチーズケーキを作って来てくれて・・・
彼女には、いつも大感謝です。
来月は、ソムリエAさんの謡の舞台もあり、
絵画から古典芸能まで、話題に花が咲いた一日。
やっぱり、やってよかった。
皆、友と呼べる素晴らしい人達です。



3/28/2011

かなり遅めの・・・その2


 昨日に引き続き、
朝からずっと明日の準備。
どの花をどこに活けようか・・・
鋏を手に、庭をウロウロ。

和室とリビングにはクリスマスローズ
玄関には、土手に咲いていた黄色いラッパ水仙、
そしてテーブルには、明日の朝パンジーをたっぷりと!




昨日は母の作ったお雛さまを紹介しましたが、
今日は私作のお雛さまです。

どうしても、雛祭りごっこをしている
おすましのお姉ちゃんと、
付き合わされた弟・・・という風情ですね(笑)。


こちらは、W氏からいただいた大切な
布士富美子さん作の掛け軸です。
いつもより少人数となりましたが、
のんびり和やかな会となりますように!




 3種類のクリスマスローズ。
茎も長く成長して、今が花盛り。

3/27/2011

かなり遅めの・・・


あさってのお雛様のお茶とお酒の会のために
今頃!?という時期ですが、
今日やっとお雛様を出しました(恥)。


麻の葉工房で母が仕上げた、古布のタペストリー。
可愛らしく、お雛さまにぴったりなので
廊下にかけてみました。
パッチワークのログキャビンの要領で古布を繋ぎ合わせ、
中央には背守りの文様を刺繍してあります。


この風鎮も、
麻の葉工房で、W氏に教わったものです。
とても雅で愛らしく、アクセサリーにもなりそう。
母に聞くと、「もう作り方は忘れた」とのこと。・・・まあ、そうでしょうとも。
期待はしてなかったわ。



玄関に飾ったのは
娘が生まれた時に、母の作ったお雛さま。
お内裏様の膝と女雛の袂が、同じ曲線を描いています。



そしてこちらは、私が子供の頃、作ってもらったお雛さま。
風鎮も外して添えてみました。

明日は、前日準備で忙しくなりそう・・・!


3/26/2011

香りのおはなし



今日、お友達と電話で会話中のこと。

先日彼女からいただいた手紙が
あまりにも爽やかで優雅な香りに包まれていたことから
香りの話になりました。

香水は気に入ったものに出会うと、時々求めてしまうこともありますが
使い切るということはまず皆無。
身に付けるよりは、
部屋全体に好きな香りが満ちている・・・という方が
なんだか性に合っています。

そんな中で、珍しく愛用したのが
Sonoma Valley 。
残念ながら既に廃盤ですが、山葡萄の香りが清々しく、
 香水特有の、ともすれば主張し過ぎる強さも無く・・・
私などでも、気負いなく身に纏えたものでした。
今更ながら調べてみると、
Sonoma Valley は葡萄の産地の名前だったのですね!


嫌いな香りはストレスの元ですが
良い香りは、癒しになります・・・。

枕元にラベンダーを置いたり、エッセンスを枕に数滴たらすのも
ゆるやかな安眠への誘いとなりますし、
日中頑張りたい時は、テーブルの上にローズマリーを活けると
仕事が捗り、眠気もおさまるから不思議ですね。

いつのまにか、話がハーブに移りつつありますが・・・

そうそう、以前本で読みましたが
イギリスでは女性への贈り物に、ラベンダーのボトルがポピュラーで、
外出時などはハンカチにその匂いをつけ、
人混みなどで気分が悪くなった時、そっとハンカチを鼻にあて、
匂いを嗅いで気持ちを落ち着かせるそうです。
これは、我が家でも実行されましたが
なかなか効きますよ!

そして今、我が町は沈丁花の天然の香りに包まれています。

3/25/2011

パンジーの宝箱


やっと完成いたしました。
オーダーの「パンジーの宝箱」 です。


 パンジーはレースと合わせて二つのコサージュ仕立て。
こうやっておけば、気分で好きな場所に付け替えられるというわけです。
 もちろん、洋服やスカーフを飾ることも・・・。




kyo*^^*koさんへ。
 
 これが仕上がるまで、どれだけの遠距離電話がなされたことか!
もちろん、他愛のないお喋りも多分に・・・
それだけでも、思い出深いものとなりましたね。

葡萄色のまあるい形には
kyo*^^*koさんの大好きがいっぱい詰まっています。
 
明日、届きますよ!
 

3/24/2011

赤毛のブリュとザワークラウト













昨年生まれたブリュ。
この子は、私にとってちょっと 特別な子です。

去年はとても忙しく、いいことも悪いことも
たくさんあった年でした。
でも、この子を見つめていると、
心に雨が降っていても
いつの間にか晴れ間が広がって、
心を前向きに戻すことが出来たのです。

そんなこの赤毛のブリュのことを
ずっと想っていてくれた方がありました。

実はこのブリュは、一度は顔を焼き直した子。
どちらがいいか・・・と両方合わせてみると
不思議に、焼き直す前の方が活き活きとしていました。
多分、新しいお家の方も、最初の優しい顔を
気に入って下さったのではないかと思います。

カメラを向けると、久しぶりに嬉しい顔をしてくれました!


そして昨日のこと。
買い物に出かけた我が母と娘。
某スーパーで、カセットコンロ用のガスボンベを買おうと探しても
もう、売り切れて無かったんだそうです!
買いだめは他所の事・・・と過ごしていましたが
関西もいつの間にかこんな状態だったのですね…ビックリです。

まあ、無いなら鍋料理を食べなければいいか、と
缶詰売り場も覗いてみると、
そこも見事に品物が無かったそう!

でも、代わりにこんなものがあったよ~!と
ホクホク顔で抱えて帰ってきたのは
ザワークラウトの瓶詰め4つ。
普段なら、このスーパーでは絶対に置いていないものですが
並べるものが無くて、仕入れしたのでしょうか?
どちらにしても、我が家には嬉しい食品が安く手に入った!
これは、塩胡椒して数時間寝かせた豚塊肉と
コトコト炊くと、美味しいのです。



3/23/2011

さまざまな想い




もう、二ヶ月前から予定していた計画。

忙しい皆の都合で、今月末となっていた
お雛祭りのお茶とお酒の会を、
この大変な時期に、取りやめにしようか・・・と迷っていた時、
利き酒師の友人が
「こんな時だから、私たちは敢えてやらなくちゃいけません!
この前向きな気持ちは、必ず被災地に届きます。」
と、背中を押してくれました。

この友人の実家は東北で、
地震後数日経ち、家族とやっと連絡が取れた後の言葉でした。

不謹慎と言う人もあるでしょう。でも、やろう、彼がそう言うならば!


お酒は、この友人のチョイスで
地震と津波で無くなってしまった、被災地の酒蔵のもの。
またいつか、その酒蔵のお酒が店先に並ぶようにという願いを籠めて。


いろんな想いがあります。



そして、知人から教えられて、読ませていただいた、とあるブログ、
嬉しくて、思わず書き込みを・・・と思いましたが、
会員(BIGLOBE)以外は書き込み出来ないとのこと。
残念なことに、メッセージも送れませんでした。

愛知のKさん、畑仕事をなさっている貴女さまです。
気持ちを共有していただき、ありがとうございました。
貴女さまのおかげで、今日はとても嬉しい一日でした・・・。

雪柳が春を告げます。




3/22/2011

金沢小旅行


このご時勢に・・・と思われるかもしれませんが、
このご時勢だからこそ、という想いで
前から予定していた金沢に行って来ました。



浅野川べりに座って、パートナーとおにぎりを食べました。

地震以来、沈んでいた心が
ゆっくりと温まっていくような・・・
そんな二日間。




たくさんの思いやりの深い心に触れた、
忘れられない旅となりました。
パートナーのお家の皆さん
本当に、ありがとうございました。



サプライズも一つ!
人形がご縁でお知りあいになれた方が
宿まで訪ねて来て下さって・・・
菫の砂糖漬けをお持ち下さりました。
私の人形は、いつも必ず
とびきり素敵な方と、ご縁の糸を結んでくれるんです。
これは、大きな自慢!


旅の荷をほどきながら
カメラよりも、心に写した様々なシーンを
ひとつひとつ、思い返しています。

3/19/2011

ヘレボルス



 チューリップが地中から顔をのぞかせる頃、
庭の静かな主役となるのが、ヘレボルス。
私たちが、クリスマス・ローズと親しみをこめて呼ぶこの花です。


2階のベランダの隅で地味に咲いていましたが、
花瓶にさすと、こんなに美しい。 

白の花には、特に気品を感じます。



どれも、微妙に違う品種ですが、
それぞれに個性があります。
特に、黒と白は
バレエ「白鳥の湖」の黒鳥と白鳥をイメージしてしまいます。




あれ、これなんだろう・・・?
植えた覚えが無いのですが?



これも、色違いのようですが、なんだか分からず・・・
母に話すと、「昨年植えたヒヤシンスじゃない?」ということ。

ヒヤシンスと呼ぶには、あまりにささやかな花の数!
でも、なんだか嬉しい、得した気分。




しばらく、家の中を香っていた水仙も
そろそろシーズン・オフとなりました。

水仙と言えば、ギリシャ神話のナルシスなのですが、
私にはどうしても、やや高慢であるナルシスと
楚々とした風情のこの花が結びつきません。

でも、水辺で俯きながら自分を眺めている・・・というのは
確かに!

どちらにしても、美しいエピソードには変わりありませんね。



3/18/2011

Smile again




やっと気持ちが人形に向いた今日。

この1週間、不機嫌にそっぽを向いた人形たちが、
作業テーブルに乗せた途端、また笑ってくれました。

はい、また人形作りの毎日の始まり。

そして今日は、
心が震えた日でもあります・・・。


3/17/2011

Life is beautiful 



 今日は次女の誕生日。
生きていれば、花の17歳。
でも、17歳の次女を想像することは難しい・・・。
私の中では、
綺麗な顔をした、小さな赤ん坊のままです。


次女が亡くなったときは、世の中の全てがうらめしく
外に出て、人に会うのも辛く、
知人が摘んできてくれた祭壇のパンジーの花を
毎日ただ眺めていたのを思い出します。


この悲しみは一生癒えないと思った日々も
いつのまにかまた、
花を見て、素直に美しいと感じたり
よその小さな赤ちゃんに、目を細めたり・・・
人生を受け止め、心を開くことが出来るようになりました。



人生には、喜びも悲しみもつきもので、
私たちには及びもしないことが、起こります。
そしてそれぞれの悲しみは、比べることも量ることも出来ません。

それでも、この世には美しいものがたくさんある。

未曾有の事態に胸をえぐりとられながらも、同時に
思いやり深い人の心に 、何度となく胸を熱くする一週間でした・・・。




kyo*^^*koさんが贈ってくださった小さな花瓶は、
「パンジーにぴったり」というお墨付きどおりで
今日やっと、心落ち着けて活けることが出来ました。

なんとなく、この花瓶を
小さな椅子に上にちょこんと置いてみて、
これまたなんとなく、もう一つあった椅子を隣に・・・。

不思議、二人の娘が仲良く並んでいるようです。