1/31/2011

Blueberry Trifle


余り物のカステラがあったので、
ブルーベリー・トライフルを作りました。

トライフルは、スポンジにラム酒をたっぷりかけて 食べるのが一番!
お酒の苦手な娘のために、
ノン・アルコールのものを、小さなボールにも一つ。


昨日は兄が来ていたので、HPのことを相談。
以前公開していた、ガーデンなどの趣味のページを、
そろそろ綺麗に作りなおして 、公開しようということになりました。
しばらく、空き時間に画像を整理したり、
細々とした仕事が増えそうですが、楽しみでもあります。
随分前のクリスマス会の写真なども、
スキャナーで取り込み、思い出として残せたら・・・と
あれこれ思案中。


2月中旬には、マリア書房の「クラフトアート・人形16」が出版予定で、
私も掲載していただいております。
これも、本の中の1ページという形で
自分の人形と出会えるのが、またドキドキ。


1/29/2011

一重の野薔薇



 母が、もう12年程前に刺した 一重の野薔薇のオットマン。
仕立ては私です。

洗練されてはいないけれど、
素朴で愛らしい野薔薇。
そんな雰囲気を感じさせるものに、今も惹かれます。

人に対してもそうかもしれません。
朴訥でも、正直で心の綺麗な人がいい。


この可憐な花もさることながら、
エッジングのブレード刺しも効いていますね。
ふと、人形のドレスの襟元にしたら可愛いだろうな~と妄想、
ねぇ、おかーさん!


あの当時は、よくオットマンを作りました。
刺繍を施した生地で無くても、
素敵なオットマンがいくつも出来ましたっけ・・・。
皆、お嫁入りして行きました。

実は 私がその頃刺したオットマンがこれです。
母のと並べると、腕の差が歴然として恥ずかしいですが・・・。
今なら、もう少しマシに出来るかなぁ・・・?


1/28/2011

お問い合わせいろいろ



 先日、ベビードールの持ち運び出来るようなBOXを、と
オーダーいただいていたのですが、
ちょうど良い大きさのものを探している時、
とても小さなサイズのバスケットを見つけました。

これ、一番小さなベビーを入れるのに、ちょうどいいサイズです。

早速昨夜、外国のラベルのシートを切り貼りして、 ちょっと形に。
出来上がったら、SHOPにてベビーを入れて、販売しようかと考えています。


肝心の、オーダーいただいているベビー達用には、
このオーバル型がちょうど良い大きさでした。
こちらには、アクリル絵の具ではなく、布を貼って仕上げる予定です。

Kさま、ベビー達のイメージで作って行きますが、
またご要望などございましたら、メールにてお知らせ下さいね♪
(仕上がりを見ていただいてから、御気に召せば・・・でかまいませんので。)




匂い袋のお問い合わせですが、
ただ今在庫は、この二つになります。

ヴィクトリアンのイメージ。
アンティークの家具によく合いそうな色目です。

 


 HOLD



1/27/2011

キッチンの窓から




 暖かかったのも、数日でした。
まだまだ、春は遠い・・・と心が萎えそうな午後 。

珈琲を温めようと台所に立つと、
いつもの窓から ふと、目に入る
冬色のパレット


 2階の台所より裏庭に出てみると、
やっぱり寒い!

身体を硬くしながらも、かじかんだ手でシャッターを切ると
不思議です。
パレットに少しだけ、暖かい色が混ざりました。

1/26/2011

名古屋へ

 


お知り合いの日本画家さん・阪野智啓さんが、
三人展をなさるということで、
今日は名古屋へ。

京都から、新幹線であっという間に着きます。
場所は、松坂屋名古屋店。

阪野さんは、お若いのに珍しく、
戦国時代の武将を主に題材にされる方なのですが、
ゴツゴツと血生臭いイメージの武将を、
優美に、品格を持って描かれます。

私が以前譲っていただいたのは、「牛若」という作品でした。
大好きな絵です。

ご一緒に展示のお二人も、それぞれの世界を表現され、
まさに、この展覧会のタイトル通り、燦者燦様!


-燦者燦様- 山下 孝治・阪野 智啓・濱島 司 日本画 三人展

 平成23年 1月26日(水)~ 2月 1日(火)






帰り、名古屋駅前の高島屋で、お茶をいただき、
1階のヴァレンタイン・ディスプレイを楽しみました。



 実は、最近デジカメの調子が悪く、今日は家に留守番させて、携帯でパチリ。
故障なのか、なんなのか・・・
毎日活用し、最早自分の分身となった一眼レフ(買ったのは母ですが)、
三機目にして、一番のお気に入りとなり、
心を許し合っていたというのに!!
心配で落ち込みます・・・。

1/25/2011

T子ちゃんとの・・・


時々、ここにも記すように、
私の毎日は基本的には家での人形作業が中心です。
自身もそれが一番好きなこともあり、
友人とただお喋りするだけのために会うということには、
忙しさもあり、長年積極的にはなれませんでした。
今は便利なメールという手段があるので、
それだけでも、十分な気がしていたんです。

でもこれって、私のよくない面かなぁ・・・と思うこの頃。
今年の心がけは、月に1度くらいはそんな日を設けること。
大袈裟ではありますが・・・!

けれど、こんな決意でもしないと、私にはそれが実行出来そうにありませんし、
人生も後半に差し掛かった今、友との時間も大切だと感じるのです。

そもそも忙しいとはいえ、
時間というのは、あるものではなく、自分で作り出すものですしね。

ということで、今日は友人・T子ちゃんと待ち合わせ。

昼下がりの、ほんの2時間強のあいだのことでしたが、たくさん喋りました!
主に私のことばかりになってしまって、
これがもしかして、こまめに吐き出さなかった
積年の垢?だったのかも・・・。

T子ちゃんは聞き上手で、
私の心を綺麗にジャブジャブと洗濯してくれたのでした。

帰り道、バスに揺られながら思うことは、
私達はもう、10代の女の子では無く、
それぞれに、重たい事柄を経験してきた大人だということ。

止め処ない会話の中には、辛かったことも少なからず話題に上るのですが、
それを、お互いにごく自然に話し、そして受け止められることに
あっという間だったけど、懸命に歩いてきた道のりを想います・・・。

私達、それぞれに頑張ってきたんだよね!


画像は、T子ちゃんが「なっちゃんに!」とくれた古布です。
家で広げてみると、
まだ綺麗な刺繍も残る、美しい縮緬。
緑の帯は、T子ちゃんのおばあちゃまのものだそうで、
これは男の子の帯にぴったりでした。

1/23/2011

新しいトップページ


冬の終わりとばかりの厳しい寒さが続いた後、
関西はどことなく春の兆しの、穏やかな陽射に包まれています。

庭をぐるりとひと回りする度
春のもたらす奇跡に、心を躍らせる 日々はもうすぐ。

散歩中に、黒い鼻を高々と上げ、特別な香りを嗅ぐかのようなセラフィン、
この仕草も、1年のこの頃限定のものです。
それを目にすると、
春への憧れは、誰の胸にも宿るのだなぁ、と感慨深い・・・。


今日、兄がHPのトップページを新しくしてくれました。
「灯台下暗し」とはこの事で、
兄がこんなに私にとって使える人だったとは!!

文系の私と理系の兄は、意見の相違も多いのですが、
1本の弓矢より、2本の弓矢は折れにくいと言うし・・・。
それに、母や娘やパートナー、セラフィンまでもが寄せ集まり、
枯れ木も山の賑わいとばかりの毎日!


1/22/2011

冬と春と・・・





 新しく焼きあがったアーティー。
珍しく、金髪碧眼の子です。
他の子から帽子をちょっとだけ拝借して
衣装の布地選び。

グレーのシルクは2種類
無地のシルクも、微妙に色の違う三色から選びますが、
アーティーは眼の色にしても、
わりになんでも似合ってしまうから困り物です。
これから、裁断とレース選び。

でも、既に嬉しい表情が、アーティーに浮かんでいます。
貴女にぴったりのを作るからね。



今日は暖かかったので、
ようやく薔薇の剪定や誘引作業。

裏庭では、ドライフラワーになったセージの花を切り取っていましたが、
気が付けば、引っ付き虫がスカートにも靴下にもいっぱい!
こうやって種を運ぶ、自然の超越した力に感心しつつ、
懸命にむしり取る時間。
子供の頃に帰ったようでした。


フェンネルの古株の下にも、柔らかな新芽が吹き出ていて、
こぼれ落ちる種を食べてみると、
まさにスィートフェンネル! 凝縮された甘みが広がります。
これ、ケーキに使えそう!


宅急便で届けられたのは、今が旬の美味しい冬野菜たち。
送り主は、お能を嗜むIさんです。

箱を開けて、
「みてみて、芽キャベツが入ってる!」
大きな蕪も大根も人参も、
皆柔らかで栄養豊かな葉っぱがついています。

どうやって料理しようか!
野菜がたくさんあると、それだけで、安心・幸福ですね。



近づいて来る春の足音と、まだまだ元気な冬の喜びを肌で感じながら。

1/21/2011

糸で描かれたコロー



今日は、HPのトップに持ってくる画像を撮影。
仏蘭西の画家・コローの作品を
刺繍で表現したものです。


 いつもは、1階のソファーの後ろに。

今気付きましたが、このソファーの薔薇柄と、壁の薔薇柄、すごく似てる!
まるで、合わせたみたい・・・(よし、人には合わせたと言おう)。

脱線しましたが、今日は母の刺繍の話でした!


コローは、母のとりわけ好きな画家。
右下に、洗濯する女性が見えますか?
水面にも、その姿が映っています。


私は、この枝先の表現が気に入っています。

将来、私が「刺繍の庭園と人形たち」美術館を作り、
そこに展示する予定(真顔)。
ホントに出来るかしら・・・・・・。


いつもながら忙しい毎日、
身体は疲れているけれど、体重は増える一方。
そこで、最近車を使わずに、ウォーキングしながら近所を買い物しています。
すると、近くの商店街に良いお店をいっぱい発見!

八百屋さんは、新鮮で安い野菜を、さらにまけてくれるし、
フランスパンの美味しいパン屋さんもあった!
ひっそりと毛糸屋さんなんかもあり、くもったショーウィンドウから、
こっそり中を覗きました。
時代を感じさせる店構えを見つけては、
心をときめかせております。

今日もパン屋さんに寄ってしまった。
今夜は、美味しいフランスパンと、ジャガイモ料理を・・・。

けれども、毎日美味しいものを買ってたら、
ダイエットにならないですねぇ。
どうしよう!



1/20/2011

8-square socks



昨日の箱の解体図のようなガーター編み、
実は、こんな室内履きと化しました。

昨夜、もう片方を編み上げ、サイズが大きかったので圧縮し、
「お~い、おかあさ~ん!」と、母にモデルをさせてみました。


この時、モデルを指示するというのは
大変なことだな~と実感・・・。

「ちょっと足組んで・・・違う!そうじゃない!」

「自然光からずれてる!」

「もっと足先に表情を出して!!」




母 「え~っと、こう?」

精一杯表情を作ろうともがく母を、

「・・・なんか違うんだよな~、作為的っていうか・・・」

と、最早自分がそれを指示していることも忘れる私。










「じゃ、次はベンチの上で膝かかえて。」

ふと見ると

懸命に膝をかかえる母が妙に笑える。

私「もういいわ、膝かかえなくて。」←常に上から目線。


余り糸は、少し消費出来ましたが、
これを編む時は、もしフェルト化させるならば、
同じ種類の毛糸で編むほうが、収縮率が均一で良いと思います。

詳しい編み図は、こちら

1/19/2011

余り毛糸で・・・



昨夜、あるものを編みはじめました。
残り毛糸を活用して出来るものなのですが・・・
8cm角のガーター編みをまずは6つ続けて編み・・・
 

あと二つ、写真のように編み足します。
これが、どんなものになるかは、明日のお楽しみ。

ヒントは、同じものをもう一つ編まなくてはならないということ。


昨夜は、随分遅くまで起きていました。
それというのも、今朝は娘が二時限からの日だと勘違いしていたので、
7時起きだと信じていたのですが、
目覚ましのなる大分前に、娘の部屋からゴソゴソ音がして、
いつものように6時起きの日だったことが発覚!

急いで起きて、朝食の準備。

ホント、早く暖かくなって欲しいと実感した朝でした。

1/18/2011

いと小さきものたち


 先日、素敵なご縁でベビーを作らせていただいきました。
そこで今日は、私が作る一番小さなビスクドールである、
いと小さきベビー達をご紹介。

何処からとも無く、「It's a small world 」が流れてくるようでしょう?


この、足の表情が気に入っています(笑)。


こちらは、世界の子供たちシリーズ!
民族衣装のようでしょう?
このコットンのレースは、手刺繍のアンティーク。



レースを手染め して作った、カルトナージュボックス、
作品展では、たくさんの方が手に取って見て下さいましたっけ。
実は、10年前の作です。



 ベビードールをこよなく愛するkyo*^^*koさんが、
お迎え下さったベビー達をご紹介下さりました。
クラシカルなもので満ち溢れた、温かな世界です・・・。

1/17/2011

月世界


パートナーの金沢のお母さんから、甘い贈り物が届きました。

この月世界(つきせかい)というゆかしい名のお菓子は、
その食感も、まるで月の欠片を食べているよう・・・

一言で表すならば、和製マカロンでしょうか。
材料は、タマゴではなく敢えて鶏卵と呼びたい、ちょっと贅沢な味がします。

 
 

せっかくいただくのだから、お抹茶を入れよう!
思い思いのお茶碗を集め、テーブルの上で、お茶会遊び。



ちょうど、お正月の名残の干菓子がありました。
この月世界にぴったりの兎です。

そういえば、送って下さったお母さんも、兎年。


 

私は、大好きな赤絵の器でいただきました。
普段は、お漬物を入れています(笑)。


添えてあったアンパンマンのカードには、
お母さんらしい、愉快な言葉と小さな雪だるまのイラスト。

最後に綴られた、「春よ来い!」の一言は、
この冬一番の寒い日を、跳ね返すかのおおらかさ。

ふと、裏庭に、春の兆しを探しに出てみたくなりました。


1/16/2011

毛糸のベレー帽


娘に・・・と思って編みはじめたベレーは、二晩で出来上がlたのですが、
被せてみるとなんと、小さかった!

指定編み針は5号、私は手がやや緩めなのと、娘は頭が小さいので
4号で編んだのですが、それが敗因だったか?
どうも、根本的にパターンに問題がある気がします・・・。
ゲージも計ったのになぁ~。

でも我が家には、更に頭の小さい祖母がいるので、
これは祖母に使ってもらうことにしました。
今度、持って行こう!
 
一緒にカメラに収めたミトンは、過去に自分用に編んだもの。
とても可愛いのですが、いかんせん、ミトンは使いにくいですね。
なかなか出番がありません!

指のあたりは、教会の薔薇窓のような模様で、
手首にも、薔薇の花が配されたTiffanyという名の海外の無料パターン。
ネットの無料パターンは、いろんなものがあり、編みたいものが山のように・・・
おばあちゃんになったら、ミス・マープルのように、
編み物に熱中したいです。


 さて、こちらのゴブランの切れ端、
実はこれ、昨日丈を短く直した、スカートのカット部分。
私はもの持ちがよくて、このスカートもかれこれ10年くらいはいています。
これを買った、大好きだったお店も、数年前に無くなってしまった・・・。
(何故か、私が気に入るお店は潰れる運命にあるようです。)

好きなものが、滅多に現れないので、
じっくり選んで手元にきたものを、いつまでも大切にしたい想い、
それに、
流行とは無縁のものを求める気持ちが相まって
自分らしさが形成されるのかな、と 思います。





 


 この切れ端も、捨てるには忍びないので、
何かにうまく利用出来ないかと考える時間、
それもまた、楽しい・・・。


外は、荒れ模様!
でもその後には、必ず春がやって来ますね。

1/14/2011

Mulatto Jumeau



浅黒い肌の混血の人形を、ムラトーと呼びます。
やっと昨日、仕上がりました。

 

おでこを出したり、少し隠してみたり・・・
前髪だけで、随分表情が変わるものだなぁ、と
カメラのシャッターを切りながら、思います。

人間もそうですよね、各々の前髪の雰囲気は、
「まあ、いいや。」で片付けられないものがあります。
と言いつつも、いつも鏡を見ながら、「まあ、いいや!」と
適当にカットしている私・・・。
少しは人形を見習わないと(恥)。
それにしても、このムラトーのジュモーは、おでこ美人!



ジュモーは、赤ちゃんのような独特の手を持っています。
そこが細く美しい手のブリュやアーティーと大きく違うのですが、
このコロンとした手、
なんだか、誰かに握ってもらいたそうにちょっとおぼつかなくて・・・

ジュモーの手は、いたいけな幼さを表わしているのかもしれません。



 

なんとなく選んだ帽子のリボン、
付けた後によくよく眺めると、瞳の色と同じ!
無意識のうちに、実は意識していたのか、偶然か?
三島由紀夫は、「自分には無意識は無い」と言っていましたが、
私は無意識だらけです・・・(恥)。

ノーブルで、それでいて愛らしい女の子に仕上がりました。